【作業療法士】「急性期病院志望」の志望動機サンプル集

更新日 2022年11月11日 公開日 2022年04月18日

#書類準備 #応募 #面接・選考
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急性期病院は、時に患者さんの生命の危機とも隣り合わせになるような職場であり、社会的にも高度な医療サービスが求められる機関です。

そんな急性期病院ですが、急性発症後の患者さんや、退院後の生活に向けたリハビリを頑張る患者さんに対してサポートを行う「作業療法士」の存在も欠かせません。実際に、急性期病院を始めとして、作業療法士を求める病院求人は、非常に多い状況です。

そこでこの記事では、作業療法士として急性期病院への就職・転職を検討している方に向けて、志望動機のサンプルをご紹介します。履歴書や職務経歴書を作成する際や、面接時などに、ぜひお役立て頂ければ幸いです。

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新卒の作業療法士向け - 急性期病院の志望動機・理由

新卒の作業療法士の方は、今後の将来性も高いことから、どの職場からも歓迎される傾向にあります。一方で、実務経験はまだ少ないため、急性期病院を志望する理由を記載することはもちろんですが、「その職場で、作業療法士としてどう成長していきたいか」「作業療法士としてどんなキャリアを築いていきたいか」、といった部分を志望動機に含めることが大切です。

急性期病院に入院されている患者さんは、急な怪我や病気で落ち込んでいる方も多いため、患者さんに寄り添いたい、親身になってサポートできる、またはそうしたいと思っているということを記載できると好印象に繫がります。例えば、「実務経験はまだ少ないですが、急性期病院の作業療法士として必要とされる『業務的な患者さんとのやり取り』はもちろん、『患者さんに一人ひとりに合わせたホスピタリティ』を大事に取り組んでいきたいため、急性期病院で勤めたいと思っています。」といった内容もよいでしょう。

新卒の作業療法士の志望動機・理由①
実習先の急性期病院で術後の早期介入やリスク管理の重要性を痛感し、その点を幅広く経験できる急性期病院で作業療法士としてのスキルを積みたいと考え就職を志望しました。今後は中枢疾患中心に自己研鑽を重ね、一人一人に寄り添い提案をしていける作業療法士になりたいと考えております。
新卒の作業療法士の志望動機・理由②
研修制度が充実しており、外部研修補助などもある点から、スキルを高められる環境という点も非常に魅力を感じています。
またHPや採用サイトを拝見し、PTOTSTの連携、他職種の連携が強いとお見受けしており、患者様にとってベストな医療を提供できると感じました。
実習においても、連携の大切さを痛感しており、チームの連携で作業療法士としての責務を全うし、患者様に寄り添っていきたいと思います。

1~3年目の作業療法士向け - 急性期病院の志望動機・理由

作業療法士1~3年目の方の場合は、前職での経験や実習先の経験などを踏まえた上で、なぜ急性期病院を志望しているかを記載しましょう。新卒の時とは異なり、作業療法士として社会に出て働いているため、より実務に沿った志望動機が書ける点が1~3年目の強みです。

急性期病院に入院されている患者さんは、入院という非日常期間にあまり慣れていません。入院期間をいかに短くし、その上で二次障害を予防したり、患者さんの本来の能力回復をサポートしたりすることが、現場の作業療法士に求められますので、その部分の理解やご経験を示せるとよいでしょう。

また、急性期病院では医師や看護師、放射線技師、管理栄養士、薬剤師…など、多職種と連携して作業にあたることになります。そのため、これまでの経験でチームで協力しながら仕事を成し遂げた経験を語れると好印象です。
また、作業療法士として現場で活躍するのはもちろん、第二新卒として将来的には管理職も期待されるポジションの求人も多くあります。そのため、採用担当者の方が「この人なら長期的に活躍してくれそうだな」と思えるような、今後の展望を記載することもおすすめです。

1~3年目の作業療法士の志望動機・理由
実習先の病院で中枢疾患に興味を持ったことから、急性期でリスク管理など幅広く経験を積みたいと考え、急性期病院での転職を志望しました。今後は中枢疾患中心に自己研鑽を重ね、一人一人に寄り添い提案をしていける作業療法士になりたいと考えております。
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4~7年目の作業療法士向け - 急性期病院の志望動機・理由

4~7年目の作業療法士の方の場合は、これまで実務経験の中で「どういう経験をしてきたか」「どういう考えを持つようになったか」といった部分と噛み合わせながら、志望動機を書きましょう。

また、急性期病院と一口に言っても、脳卒中、骨折、心不全、呼吸不全などの急性期リハビリテーションから、中には訪問リハビリテーションまで対応している病院もあります。新卒や1~3年目の方よりも、各症例に対して理解が深い・経験が多いことを強みとして、専門性をアピールしてもよいでしょう。

特に高齢者の方であれば、早期からリハビリを開始しないと歩行困難や、食事・座ることも難しくなってしまう場合があります。これまでのご経験で「早急リハビリの必要性」といった部分に、自分なりの考え・知見がある方は、アピールしてみるとよいでしょう。

4~7年目の作業療法士の志望動機・理由
回復期~在宅分野を経験し、かねてより術後すぐにリハビリの早期介入の重要性を感じておりました。自身のキャリアアップと、回復期以降を経験したからこそ、患者様の退院後をイメージしながらのリハビリを急性期で経験を積みたいと考え急性期病院への転職を志望いたしました。

8年目~の作業療法士向け - 急性期病院の志望動機・理由

経験年数が8年目以降の方は、一般的には即戦力の作業療法士として期待されています。また、管理職求人でなくても、先輩スタッフとして、若い作業療法士の育成も求められることが多いです。

そのため、作業療法士としての経験・実績をベースにアピールしつつ、スタッフの指導経験・チームを引っ張ってきた経験なども記載できるとよいでしょう。さらに、回復期・訪問期を経験している方は、急性期における早期リハビリの重要性も強く認識していると思います。急性期病院に転職することで、その職場内だけでなく、ひいては社会に対してどう貢献したいかについてもしっかりと話せると、好印象に繫がりやすいでしょう。

8年目~の作業療法士の志望動機・理由
作業療法士として10年勤務し、病院や施設にて急性期~訪問と幅広く経験をしました。この経験をもとに、さらに研究や学会発表などに関わり、新人指導にも力を入れていきたいと考え、急性期病院への転職を志望いたしました。
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転職回数が多い作業療法士向け - 急性期病院の志望動機・理由

転職回数が多いと、どうしても「またすぐに離職してしまうのではないか?」と思われてしまうことが多いです。そのため、これまでの転職理由は隠さず謙虚に伝え、その上でしっかりと熱意と人となりが伝わるような志望動機を作成しましょう。

また、作業療法士として様々な事業所を経験してきたことは、ポジティブな要素でもあります。これまでの経験を、急性期病院に通う患者さんや、同僚・チームに対してどう還元できるのかを意識しながら、丁寧な文章で記載しましょう。可能であれば、「作業療法士を続ける理由(多職種ではなく、なぜ作業療法士なのか?)」についても触れることで、作業療法士という職に対する思いを伝えることができます。

急性期病院は、患者さんにとって精神的な負担が大きい時期であるだけでなく、症状も刻一刻と変化することが多い時期です。迅速な対応・正確な判断が大切な環境であるため、その側面を大切に仕事をしてきた経験があれば、ぜひ伝えてみてください。

転職回数が多い作業療法士の志望動機・理由
資格取得後、複数の法人を経験した中、急性期病院で今までの経験を活かしていきたいという想いが強く、今回転職を決意しました。
転職回数は数回ございますが、次の職場を最後の転職先とし、入職した後は、新人のつもりで一から頑張って取り組んでいきたいと覚悟を持っていきたいと思い、今回志望させて頂きました。
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スキルアップをしたい作業療法士向け - 急性期病院の志望動機・理由

スキルアップをしたい作業療法士の方は、急性期病院で得たいスキルを明確にして、志望動機を記載することがおすすめです。その際、「今の職場ではそのスキルを得ることができないのか?」といった部分は採用担当者も気になる部分ですので、志望動機に矛盾が生じないよう、自己分析・職場分析をしっかりと行いましょう。

また、スキルアップでの転職は、ポジティブな理由であるため、様々な職場から歓迎されやすいです。特に大規模な急性期病院では、最新の医療技術や機器、症例に触れていけるケースも多いので、スキルアップには最適な環境でしょう。自分がスキルアップに励んでいることを具体例とともに挙げながらアピールし、今後の展望をしっかりと語ると好印象です。

スキルアップをしたい作業療法士の志望動機・理由①
今までの病院では、慢性期のベッドサイドのリハビリが中心でしたが、次の職場では手術後の患者様へのリハビリを行い、スキルアップしていきたいという想いが強くなりました。個人でも休日に勉強会に参加し、手術術後の患者様のアプローチも勉強もしており、是非貴院に入って今までの経験を活かして頑張っていきたいと思い、志望させて頂きました。
スキルアップをしたい作業療法士の志望動機・理由②
貴院では脳疾患だけでなく、運動器・心大血管・がん呼吸班・外来等もローテーションで経験し、自分自身スキルアップが出来ると思いました。
スペシャリストではなく、ゼネラリストを目指し、全ての患者様に安心し、満足してもらえるセラピストに貴院に入社すれば近づけると考え、今回志望させて頂きました。
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