【臨床検査技師向け】内定時の流れ・注意点|臨床工学技士・診療放射線技師も必見!

更新日 2023年12月20日 公開日 2023年12月20日

#情報収集 #転職検討/準備 #内定・退職・入社

臨床検査技師(臨床工学技士・診療放射線技師)を目指している方、あるいはすでに活躍している方のなかには、就職活動や転職活動を間近に控えている方もいらっしゃるでしょう。

臨床検査技師(臨床工学技士・診療放射線技師)として理想に近い条件で働くためには、就職・転職活動の際に注意すべきポイントや、心がけるべきことがいくつかあります。そこでこの記事では、臨床検査技師(臨床工学技士・診療放射線技師)が内定を得るために行うべき3つの行動や、内定が出たときのポイント、内定後の流れについて詳しく解説します。最後まで読んで、就職・転職活動をスムーズに進めてください。

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【臨床検査技師向け】内定時の流れ・注意点|臨床工学技士・診療放射線技師も必見!

臨床検査技師(臨床工学技士・診療放射線技師)が内定を得るためにやるべきこと3つ

専門性の高い医療職である臨床検査技師(臨床工学技士・診療放射線技師)が就活・転職活動で内定を得るためには、入念な事前準備が必要です。

ここでは、臨床検査技師(臨床工学技士・診療放射線技師)が内定を得るために行うべき対策を3つ紹介します。本格的な就職・転職活動を始める前に、必ず確認しておきましょう。

応募先の特徴を把握する

臨床検査技師(臨床工学技士・診療放射線技師)が活躍できる主な職場は、以下の通りです。

○病院・クリニック
国立病院や大学病院、一般病院といった比較的規模の大きな医療施設や、地域に根ざしたクリニックなどで、診療に必要なさまざまな検査を行います。
○健診センター・検診センター
健診センターや検診センター(病気の予防や早期発見、健康維持のための検査をおこなう施設)において、医療機関から依頼された検査や健康診断を行います。
○民間企業
臨床検査技師(臨床工学技士・診療放射線技師)が活躍する民間企業には、医療機器メーカーや医薬品メーカー、製薬会社、製薬関連企業などがあります。企業では研究開発のほか、展示会や学会への参加、医師への営業活動・販売(医療サポート営業)など、幅広い業務に携わります。

臨床検査技師の場合は、このほかにも「臨床検査センター」「血液センター」などで活躍することができます。職場ごとに仕事内容や求められる役割が異なるため、面接の際に「なぜこの職場を選んだのか」をきちんと伝えられるように、応募先の特徴をよく調べておきましょう。

まずは求人情報やホームページなどで、それぞれの活動方針や活動内容をチェックするのがおすすめです。

【関連リンク】臨床検査技師(MT)の転職ノウハウ一覧

自己分析をする

自分の希望条件に近い求人を探すには、綿密な自己分析を行い、自分の適性や強みについての理解を深めておくことが大切です。自己分析を行うことで、就活の軸(次の仕事あるいは転職先を選ぶときに重視する条件)も明確になるため、履歴書や面接などで自分の希望、熱意を具体的に伝えられるようになるでしょう。

「Web上の自己分析ツールを活用する」「自分史を作ってみる」など、自己分析を行う方法は複数あるので、自分が行いやすい方法で進めてみてください。自分が今まで頑張ってきたことや身に付けてきたこと、仕事上の実績、経験から得た学びなどを洗い出し、「自分がどのような職場に向いているか?」を考える方法もおすすめです。

【関連リンク】臨床工学技士(ME)の転職ノウハウ一覧

志望動機を入念に考える

「志望動機」は、書類選考や面接試験における代表的な質問の1つです。志望する施設・企業に関する研究を行った上で、思いが伝わる志望動機を考えましょう。

志望動機は、以下のポイントを押さえるとうまく整理できます。

・臨床検査技師(臨床工学技士・診療放射線技師)を志したきっかけを盛り込む
・数ある職場のなかから、応募先を選んだ理由を明確にする
・自分の経験(社会人の場合は業務経験でも可)から、応募先の仕事に生かせる点をアピールする
・応募先にどのように貢献できるのか、今後の展望を伝える

以下は、臨床検査技師の志望動機の例文です。

私が臨床検査技師を志したのは、祖父のがんがきっかけです。幸い定期健診で早期に発見されたため、今も日常生活を支障なく送れていますが、そのときの経験から早期発見・早期治療の重要性を知り、臨床検査技師を目指すようになりました。

貴院では、がん検診を中心にさまざまな病気に関する最先端の検査を数多く行っています。そうした環境で検査の技術を高めるとともに、病気の早期発見・早期治療に努め、患者さまの負担を少しでも軽減できるように尽力したいと思います。

上記の例文では、応募先の特色を理解した上で、臨床検査技師を志したきっかけや就職後のビジョンを説明しています。このように、具体的なエピソードを交えるとより思いが伝わりやすくなるでしょう。

【関連リンク】診療放射線技師(RT)の転職ノウハウ一覧

【臨床検査技師向け】内定が出たときのポイント2つ

就職・転職活動においては、複数の応募先から採用決定が出る場合もあります。また、社会人の場合は、現在の職場を退職する手順についても配慮しなければなりません。

ここでは、内定が出たときのポイントや注意点を紹介しますので、いざというときに迷ったり不安になったりしないように、きちんと理解しておいてください。

○入社意向の回答期限を確認する
志望した企業・施設から内定が出た場合、最終的に働くか働かないかを先方に回答する必要があります。内定通知書、雇用契約書といった書類に目を通し、勤務条件や給与、待遇などをチェックした上で、指定された期限内に必ず返事をしてください。なお、入社諾否の回答は1週間以内に行うのが一般的です。すぐに入社諾否を決められない場合は、返事を保留にしてもらいましょう。
○円満退職に向けて準備を進める
社会人として働いている方は、内定が出て正式に入社を承諾した時点で、現在の職場に退職の意思を伝える必要があります。直属の上司に退職したい旨を伝え、円満に退職できるように相談しながら、退職日の調整や仕事の引き継ぎ、あいさつなどを進めるとよいでしょう。

なお、医療現場は人材不足であることも多いため、退職の申し出がすぐに受理されない可能性があります。引き継ぎや人員補充のために余裕をもったスケジュールを組むなど、職場の環境や事情に配慮した行動を心がけましょう。

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【臨床検査技師向け】内定後の流れとは?

内定が出た後は、志望した企業・施設と現在の職場への対応を、適切な手順で行う必要があります。ここからは、臨床検査技師(臨床工学技士・診療放射線技師)として内定が出た後の流れについて紹介しましょう。

内定の承諾・辞退を決める

内定が出ると「内定通知書(採用通知書)」とともに、賃金や休日、雇用形態、勤務形態、労働契約期間といった労働条件が書かれた「雇用契約書」が提示されます。雇用契約書の内容をきちんと確認し、入社を承諾するか辞退するかを決めましょう。

辞退する場合は、電話で連絡するのがマナーですが、長期休暇などで採用担当者につながらない場合はメールで連絡しても問題ありません。以下は、内定辞退を伝えるメールの例文です。

件名:内定辞退のご連絡

本文:
○○病院 ○○部 ○○○○様

大変お世話になっております。
内定のご連絡をいただきました□□です。

この度は、内定をいただき、誠にありがとうございました。
ご提示いただいた労働条件などについて慎重に検討した結果、誠に恐縮ではございますが、内定を辞退させていただきたくご連絡を差し上げました。

応募書類にお目通しいただいたり、面接を行ってくださったりと貴重なお時間をいただいたにもかかわらず、このような連絡となってしまい、本当に申し訳ございません。

本来であれば直接お詫びをするところではございますが、メールでのご連絡になりましたことを重ねてお詫び申し上げます。

末筆ながら、貴院のさらなるご発展をお祈りしております。

□□□□(署名)

辞退する場合は、内定通知に対するお礼を述べつつ、辞退する旨をはっきりと伝えましょう。ただし、辞退についての具体的な理由を述べる必要はありません。

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入社日・退職日を決めて雇用契約を結ぶ

入社を承諾する場合は、「入社日」と「現在の職場を退職する日」を調整する必要があります。入社日については、面接時に話した入社可能時期を踏まえながら、スケジュールを調整するとよいでしょう。

入社日や退職日をスムーズに決めるためには、現在の職場の就業規則を確認し、退職までに必要な期間をチェックしておくことも大事です。

雇用契約を結ぶタイミングは、職場によって異なります。入社承諾の返事をもって契約とする職場もあれば、雇用契約書へのサインが必要な職場もあるため、事前に確認しておいてください。

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退職の準備を進める

退職の準備は、2か月前をめどにスタートさせるのが理想です。以下に、退職準備のおおまかな流れを紹介します。

(1)退職の意思を伝える
直属の上司に面談の時間を取ってもらい、口頭で退職の意向を伝えましょう。

(2)退職日の決定・引き継ぎ計画の作成
上司や人事担当者と相談の上、職場に負担がかからないように、退職日や仕事の引き継ぎ計画を考えましょう。

(3)退職願の提出
退職願を準備し、上司に直接手渡してください。

(4)引き継ぎ
現在の仕事内容や仕事の進め方に関するマニュアルを作成するなど、後任の職員が困ることのないように準備しましょう。

退職日が近付いてきたら、自分のデスクやロッカーの片付け、備品の返却も行いましょう。退職した後に迷惑がかからないように、必要な書類の提出・受け取りなども忘れずに行ってください。

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まとめ

臨床検査技師(臨床工学技士・診療放射線技師)が内定を得るためにやるべきことは、「応募先の特徴を把握する」「自己分析をする」「志望動機を入念に考える」の3つです。内定が出た際には、雇用契約書で勤務条件や給与、待遇などをよく確認した上で「承諾」「辞退」を選択し、回答期限内に連絡しましょう。

すでに臨床検査技師(臨床工学技士・診療放射線技師)として働いている場合は、退職希望時期の2か月前には退職交渉を始める必要があります。「担当業務の引き継ぎをきちんと行う」「必要な書類を確実に受け取る」など、現在の職場に負担をかけないように心がけ、新しい職場での業務を気持ちよくスタートさせましょう。

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