作業療法士が入社初日に気をつけたいことは?持ち物や服装も解説
就職・転職に成功すれば、いよいよ新しい職場での仕事が始まります。慣れないうちは誰しも緊張するものですが、入社初日は新しい業務や人間関係の土台を作るための大事な日。早く職場に慣れてスムーズに仕事を進めるにも、きちんとした振る舞いを心がけたいものです。
当記事では、作業療法士のみなさんが、新しい職場で仕事を始めるときに注意したいポイントを詳しく解説します。あわせて、入社初日に必要な書類や持ち物についても紹介するので、入職準備の確認作業にお役立てください。
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目次
作業療法士の入社初日の持ち物は?
作業療法士として新しい職場に就職・転職する場合、入社初日には指定された書類を提出する必要があります。また、仕事で使う道具についても、きちんと準備しておくことが大事です。
ここでは、作業療法士が入社初日に提出する書類や、必要な持ち物について解説します。入社初日を落ち着いて迎えるためにも、事前に確認しておいてください。
必要書類
入社初日には、次の書類の提出を求められるのが一般的です。
- ・年金手帳
自身で管理している場合と、会社に保管してもらう場合があります。前職で会社が保管していた場合は、退職時に返却してもらいましょう。
- ・源泉徴収票
12月時点で在籍している会社が年末調整を行うため、それに該当する場合(同じ年に2つの職場で働く場合)は、年末調整のための源泉徴収票を提出します。
- ・雇用保険受給資格者証
雇用保険被保険者証とは、雇用保険に加入した人(被保険者)に発行される証明書のことです。被保険者には「被保険者番号」が割り振られ、転職する際も同じ番号が引き継がれます。
- ・扶養控除等申告書
税金や社会保険の手続き、諸手当の計算などに必要な書類です。決まった法令用紙があるので、職場から渡された書類に記入・捺印しましょう。
- ・健康保険被扶養者異動届
社会保険の手続きをするための書類で、扶養義務のある家族がいる人は提出する必要があります。扶養控除等申告書と同じく、職場から渡された法令用紙に記入・捺印して提出してください。
- ・給与振込口座が分かるもの
一般には、会社側が準備した用紙に口座情報を記入します。通帳のコピーや印鑑が必要な場合もあるので、通帳と印鑑を持参しておくと安心です。
- ・住民票記載事項の証明書
住民税の手続きのために提出する書類です。履歴書などに記載されている住所と同一の住所に住んでいるかを確認する意味合いもあります。
- ・作業療法士免許の登録済証明書(新卒の場合)
作業療法士の国家資格合格後、作業療法士の免許証を発行してもらうまでに数か月かかる場合があります。新卒で入社する場合には、「登録済証明書」の発行手続きを行い、入社時に提出しましょう。
ほかにも、社員証用の写真や健康診断書を求められる場合があります。提出する書類は勤務先によって異なるため、指示に従って準備しておきましょう。
その他の持ち物
仕事上で使用する際に必要なものとして、以下の持ち物があります。
- ・メモ帳
- ・ハンカチ
- ・筆記用具
- ・クリアファイル
- ・体温計
- ・血圧測定器
- ・聴診器
- ・給食施設などにおける衛生管理・労務管理
- ・パルスオキシメーター
リハビリ業務においては、患者さまの状態をきちんと把握する必要があるため、血圧測定器や聴診器、パルスオキシメーターは特に重要です。ただし、パルスオキシメーター、血圧測定器などは職場から支給される場合もあるので、入社前に必要かどうかを確認しておきましょう。
メモ帳や筆記用具は、仕事で覚えるべきことを記録する際に必要です。教えてもらった内容を忘れないように、しっかりと活用してください。
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入社初日の作業療法士が行う業務
入社初日は、主に事務手続きやあいさつ、職場見学などを行います。以下は、初日の業務の一例です。
- ・書類手続き
出社後に、必要書類の提出と事務手続きを行います。必要な書類を忘れないように、前日にしっかりチェックしておきましょう。
- ・あいさつ
新しい職場でのあいさつはとても重要です。笑顔でハキハキとあいさつして、好印象につなげましょう。また、職場によっては所属する部署で自己紹介をする場合があります。緊張してうまく話せないこともあるので、事前に話す内容を決めておくのがおすすめです。
- ・業務の流れを確認
現場を見学させてもらい、先輩スタッフなどから入社後に行う業務について教えてもらいます。できるだけ早く仕事を覚えるためにも、メモを取りながら説明を聞きましょう。また、分からないところがあれば、積極的に質問することが大切です。
- ・退社
退社時間になったら、上司に確認した上で帰宅します。入社初日は残業などもないため、退社時間になったら帰宅を促されるケースが多いでしょう。その際も、あいさつを忘れないようにしてください。
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作業療法士が入社初日に注意したいこと
新しく入った職場で好印象を持ってもらうには、入社初日の振る舞いが重要です。ここでは、作業療法士が「入社初日に注意したいこと」について紹介しましょう。
身だしなみに気をつける
入社初日は、リクルートスーツかオフィスカジュアルで出勤するのが無難です。ヘアスタイルは明るすぎる髪色を避け、清潔感やまとまりを意識してください。一緒に働くスタッフだけでなく、担当する患者さま、利用者さまにも安心と信頼を与えられるような身だしなみを心がけましょう。
女性の場合は、メイクにも注意が必要です。派手な化粧は避け、ナチュラルメイクを基本にしてください。
また、見られていないようで意外に見られているのが爪です。長すぎると患者さまや利用者さまのけがにつながる可能性があるため、何も装飾せず、短く整えるのがよいでしょう。
時間よりも早めに出勤する
入社初日は、初めてのことばかりで時間の把握が難しいため、余裕を持って出勤することが大切です。出社時間の10分~15分前には職場に到着できるように、早めの行動を心がけましょう。
入社初日は通勤手段や出勤ルートに慣れていないため、職場までスムーズにたどり着けないことが考えられます。また、天候次第で公共交通機関が遅延する可能性もあるため、時間に余裕を持つことは非常に大事です。
初日から遅刻したりギリギリに到着したりすると、「時間にルーズな人」という印象を持たれかねません。マナーを守って、新しい職場でも歓迎してもらえるように努めましょう。
あいさつをしっかり行う
前述したように、入社初日のあいさつや自己紹介は勤務先での第一印象を左右する大事な要素です。笑顔でハキハキとあいさつして、好印象につなげてください。自己紹介はどの職場でも求められるわけではありませんが、念のため1分程度の簡単な自己紹介文を考えておき、できればスピーチの練習もしておきましょう。
なお、スタッフに対するあいさつは、名前と「よろしくお願いします」などの一言で問題ありません。廊下ですれ違った人やロッカーで会った人も含めて、一人ひとりにきちんとあいさつしましょう。
大切なことはメモをとる
メモをとるのは、仕事内容を覚える上でとても重要です。教えられた場では「この程度なら覚えていられる」と思っていても、いざというときに思い出せないケースはよくあるもの。同じことを何度も質問すると、時間の無駄になるだけでなく、「話を聞いていない人」という印象を与えかねないので注意してください。
また、教えてもらった内容やアドバイスは、後で自分なりにまとめておくのがおすすめです。大事なポイントを分かりやすくまとめておくと、必要な場面ですぐに見返せるので、効率よく知識が身につきます。
辞めたいときの考え方も
まとめ
作業療法士が新しい職場で働き始めるときは、身だしなみに気をつけ、あいさつをきちんと行うことで、好印象につなげましょう。できるだけ仕事を早く覚えられるように、上司や先輩の説明をメモしたり、積極的に質問したりすることも大切です。なお、入社初日は職場に提出しなければならない書類も多いため、事前準備もしっかりと行ってください。
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※当記事は2023年5月時点の情報をもとに作成しています
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