臨床検査技師の服装や靴は?面接に臨む際の身だしなみも解説
臨床検査技師の服装は、職場や業務内容によって異なります。臨床検査技師として就職・転職活動を行っている方は、「就職先ではどのような服装が一般的なのか」をあらかじめ確認し、必要な準備を整えておくと良いでしょう。
この記事では、臨床検査技師が働く際の服装の種類から、インナーや靴の選び方までを詳しく紹介します。また、臨床検査技師として面接に臨む際の服装についても解説するので、臨床検査技師に興味のある方や就職・転職活動中の方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
臨床検査技師の服装
臨床検査技師の服装は勤務先によって異なり、他の医療職全般と同様にユニフォームで働くケースもあれば、スーツで勤務する場合もあります。
ここでは、臨床検査技師が働く際の代表的な服装についてご紹介します。ただし、職場によっては明確なルールが設けられている場合もあるので、就職・転職の際は事前に確認するようにしましょう。
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スクラブ
「スクラブ」とは、カジュアル感のあるVネックの医療ウェアです。上からかぶって着用するタイプが主流ですが、最近は前開きのタイプも増えています。「スクラブ」という言葉の由来は、「ゴシゴシこすって洗う」という英単語の「scrub」で、その名の通り生地が丈夫で傷みにくい点が大きな特徴です。
また、ゆったりとした形状で、Tシャツのような感覚で着用できるのもスクラブのメリット。汚れにも強いため、幅広い医療現場で定着しています。
一般的な白衣や医療ウェアには白色が多いのに対して、スクラブはカラーバリエーションも豊富です。動きやすさ、抜群の耐久性、手入れのしやすさに加えて、明るい雰囲気を持つことから、「患者さんに威圧感を与えない医療ウェア」という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。着脱が容易でしわにもなりにくいため、夜勤時に活用されるケースも多く見られます。
ケーシー
「ケーシー」は、タートルネックのような首元が特徴的な医療ウェアです。1960年代にアメリカで流行した医療ドラマ「ベン・ケーシー」のなかで、主人公のケーシーがこの形の白衣を着用していたことから、こう呼ばれるようになったと言われています。
コート型の白衣と比べて丈が短く、ストレッチ性に優れていることから、非常に動きやすいのがケーシーのメリットです。また、スクラブほどカジュアルになりすぎず、ほど良いフォーマル感があるのも特徴の1つでしょう。そのため、医師、歯科医師、看護師、作業療法士など幅広い医療職から支持されており、臨床検査技師が着用する姿もよく見かけます。
白衣(ドクターコート)
「白衣」は、ロングコート丈の白い医療ウェアです。スクラブやケーシーよりもフォーマルなイメージがあるほか、大きめのポケットが複数ついているため、道具などを持ち歩く際にも便利です。
白衣には「医師の仕事着」というイメージがありますが、ほかの医療職が着用する場面も珍しくありません。臨床検査技師の場合であれば、採血業務支援や治験関連業務などで、患者さまや顧客に対応する際に活用される傾向です。長袖・ロング丈のタイプは、身体をカバーできる範囲が広いため、薬品などを扱う際にも活躍します。
スーツ
医療現場や研究施設で働く臨床検査技師の場合は、基本的に医療ウェアが仕事着となります。一方、CRC(治験コーディネーター)として働く場合や一般企業に勤務する場合は、スーツで働く機会も多いでしょう。女性の場合はシンプルなスーツのほか、オフィスカジュアルで働く方も少なくありません。
ただし、検体を扱う際や被験者の対応を行う際は、基本的に医療ウェア(主に白衣)を着用します。着替えとして持ち歩くこともあるため、軽量でしわになりにくいものを選ぶと良いでしょう。
検査中身につけるアイテム
検査中は、感染性物質などを扱うこともあるため、防護具を身に付けるのが一般的です。以下は防護具の一例となります。
防護具の例
・サージカルマスク
・手袋
・ゴーグル
・防護服
業務に合わせて適切な対策を行い、汚れた装備は検査室を退出する際に外すようにしましょう。なお、個人用の防護具に関するルールは職場ごとに決められているため、気になる場合は事前に確認してください。
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臨床検査技師が白衣や作業着のなかに着るインナー
ケーシーなど白い生地のウェアは、下着やインナーが透けることがあります。特に下着の透け防止は、医療職の身だしなみとしてきちんと対策しましょう。
自分で選ぶ場合は、透け感の気にならない商品を選んで対応することが可能です。しかし、医療機関によっては着用する医療ウェアが決まっているため、下着やインナーを透けにくくする工夫が必要になることもあります。そうした場合は、ウェアの下に透けにくい色のタンクトップやキャミソールなどを着用して対応しましょう。黒や赤などのカラーは白衣から透けやすいので、避けたほうが無難です。
また、季節に合わせてインナーで温度調節をすることも大切です。夏用・冬用を使い分けるなどして、快適な服装を心がけましょう。
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臨床検査技師が勤務中に履く靴
臨床検査技師が働く際は、服装だけでなく足元の靴にも気を配る必要があります。多くの施設では、靴に関してもルールが決まっていることが多いため、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
一般的には、足全体を覆うメディカルシューズや白いスニーカーが選ばれる傾向にあります。サンダルタイプのナースシューズがOKの場合もありますが、検体などを扱う際は飛沫防止対策として、足を覆うタイプを選ぶようにしましょう。
長時間身に付けるアイテムでもあるので、履き心地や機能性などを吟味した上で、自分に合った一足を見つけることが大事です。
臨床検査技師が面接に臨む際の服装・身だしなみ
臨床検査技師として就職活動や転職活動を進めるなかで、「面接ではどのような服装が望ましいのだろう?」という疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
一般的な企業の採用面接と同様、臨床検査技師の採用面接においても、服装・身だしなみへの配慮は大切です。ここからは、面接にふさわしい服装・身だしなみについて解説します。
・男性の身だしなみ
・女性の身だしなみ
なお、「服装自由」「私服」という指示が出された場合でも、スーツもしくはビジネスカジュアルを選ぶのが一般的です。男女ともに、ジャケットを着用するのが無難ですが、女性の場合は、落ち着いた色・デザインのカーディガンでも良いでしょう。
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まとめ
臨床検査技師が働く際の服装は、スクラブ、ケーシー、白衣(ドクターズコート)など一般的な医療職とほとんど変わりません。ただし、CRCとして働く場合や一般企業に勤務する場合は、スーツでの勤務を求められるケースもあります。また、扱う検体によっては、ゴーグルや手袋などの防護具を身に付けることもあるでしょう。
臨床検査技師の面接では、一般的な企業面接と同じようにスーツを着用するのが基本です。髪型やメイクについてもナチュラル感や清潔感を心がけて、好印象につなげましょう。
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※当記事は2022年5月時点の情報をもとに作成しています
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