女性の臨床検査技師の将来性から長期間活躍できる働き方まで徹底解説

更新日 2023年12月07日 公開日 2023年12月07日

#女性の転職 #情報収集 #転職検討/準備

臨床検査技師を目指している方のなかには、「臨床検査技師は女性にとって将来性のある仕事なのか」について、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。結婚や出産・育児といったライフイベントを控えた女性臨床検査技師の方や、「できればこの職業で長く活躍したい」と考えている方であればなおさらでしょう。

この記事では、女性臨床検査技師の現状や将来性、女性が臨床検査技師として働くことのメリット・デメリットについて解説します。あわせて、結婚や出産の後も快適に働ける職場についても紹介しますので、女性臨床検査技師の方はぜひ最後までご覧ください。

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女性の臨床検査技師の将来性から長期間活躍できる働き方まで徹底解説

女性臨床検査技師の現状・将来性

現在、臨床検査技師として働いている方の男女比は「男性3:女性7」となっており、多くの女性が現場で活躍しています。男性と女性で臨床検査技師としての業務内容が変わるわけではないので、性別によって「やりたい業務ができない」というケースもほぼありません。

平均年収を職業別にまとめた厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、臨床検査技師全体の平均年収は約493万円となっており、看護師の年収と同じくらいの水準です。

また、女性だけの平均年収を比較すると、臨床検査技師の約442万円は診療放射線技師の約454万円に近い金額です。年収は職場や役職、経験、勤続年数によっても違ってきますが、同じ医療専門職の理学療法士や作業療法士、臨床工学技士などを上回っていることを考えれば、臨床検査技師は女性が活躍しやすい仕事と言えるでしょう。

男女計 女性
臨床検査技師 約496万円 約442万円
看護師 約499万円 約496万円
理学療法士・作業療法士・
言語聴覚士・視能訓練士
約427万円 約407万円
診療放射線技師 約549万円 約454万円
臨床工学技士 約423万円 約395万円

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

なお、近年は医療の高度化・複雑化が進んでいることから、複数の医療職が連携して診療を行う「チーム医療」が推進されており、検査のスペシャリストである臨床検査技師も、チームに不可欠な存在となっています。そのため、臨床検査技師に対する需要は今後も高まっていくと考えられるでしょう。

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女性が臨床検査技師として働くメリット・デメリット

女性臨床検査技師の待遇や将来性がわかったところで、女性が臨床検査技師として働く際のメリット、デメリットについても理解しておきましょう。主なメリット・デメリットは、下記のとおりです。

■女性が臨床検査技師として働くメリット

〇女性臨床検査技師に対するニーズが多い
臨床検査技師が行う生体検査では患者さまが脱衣したり、患者さまの身体に直接触れたりする場面が多く見られます。また、患者さまのなかには、男性と検査室に2人きりになるような状況に抵抗を感じる方もいらっしゃいます。そのため、女性や子どもの患者さまが多い現場では、女性臨床検査技師の需要が高い傾向です。
〇時間外の勤務が少ない
医師、看護師といった他の医療職と比較すると、臨床検査技師は時間外の勤務がさほど多くない職種です。家庭と仕事の両立を図りやすい点も、臨床検査技師として働くメリットと言えるでしょう。

■女性が臨床検査技師として働くデメリット

〇力仕事が意外に多い
カルテや検査結果を運んだり、患者さまのお世話をしたりと、臨床検査技師の業務には、力仕事も多くあります。
〇人間関係に悩む職場もある
臨床検査技師が活躍する職場では、女性の比率が高いケースも多いため、さまざまな人間関係のトラブルでストレスを抱えてしまうことがあります。精神的な疲れは仕事のパフォーマンスにも影響するので、臨床検査技師として必要な体力・精神力をしっかりと養いましょう。

上記のように、女性中心の職場環境がデメリットになることもありますが、その一方で育児・介護といった家庭の事情に理解があったり、困ったときに相談しやすかったりする場合もあります。就職・転職活動の際には、求人情報や面接などで就職・転職先の職場環境をよく確認した上で応募先を決定しましょう。

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臨床検査技師は結婚後も仕事を続けられる?

臨床検査技師は、結婚や出産の後も長く働き続けられる職種だとされています。ここでは女性の臨床検査技師が、ライフステージの変化を経ても柔軟な働き方ができる理由について紹介しましょう。

■臨床検査技師が長く仕事を続けられる理由

〇プライベートと仕事を両立しやすい
病院やクリニックに勤務する臨床検査技師の場合、決められた時間内で検査を進めていくため、時間外勤務はさほど多くありません。そのため、結婚後や出産後も仕事と家庭の両立が図りやすいでしょう。
〇産休や育休を取得しやすい
臨床検査技師には女性スタッフが多いため、産休や育休、時短勤務などを取得しやすい職場が多い傾向です。「検査のプロフェッショナル」として、経験者を歓迎・優遇する求人も多いため、子育てなどでキャリアが中断した方も再就職しやすいでしょう。
〇幅広い職場で活躍できる
病院やクリニック以外にも、健診センター、保健所、治験関連機関、一般企業(医療機器メーカーや製薬会社)など、臨床検査技師が活躍できる職場は数多くあります。自分のライフスタイルやキャリアプランに合った職場を選べば、長期間働くことが可能でしょう。

このように臨床検査技師は、女性が長く安定して働き続けられる職業の1つです。「結婚や出産の後も、できるだけ長く働きたい」という方は、ここに紹介した臨床検査技師の魅力やメリットが十分に感じられる職場を選ぶとよいでしょう。

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臨床検査技師として長く活躍できる職場に就職・転職する方法

ここからは、女性が臨床検査技師として長く活躍するための働き方や、職場選びのポイントについて紹介します。

臨床検査技師として長く活躍したい方に、おすすめしたい働き方は以下の3つです。

■女性の臨床検査技師が長く働ける働き方

  • ・病院以外の医療機関でアルバイトとして働く
  • ・育休や産休の取得制度が整っている医療機関で働く
  • ・LDM(ローカルデータマネージャー)として働く

ここからは、上記の働き方について詳しくみていきましょう。就職・転職する場合のポイントについても紹介しますので、自分らしく働ける職場を選ぶ際の参考にしてください。

病院以外の医療機関でアルバイトとして働く

臨床検査技師は、正職員でも時間外勤務が少ない傾向にありますが、大規模な病院では残業や夜勤が発生するケースもあります。残業や夜勤を避けたい方は、大規模病院以外の医療機関への応募を検討するのがよいでしょう。

先に紹介したように、臨床検査技師が活躍できる職場は、クリニックや検査センター、健診センター、一般企業など多岐にわたります。常勤だけでなく、非常勤のアルバイトやパートといった雇用形態での求人募集も多いため、自分の希望に近い条件の就業先がきっと見つかるはずです。

育休・産休の取得制度が整っている医療機関で働く

産休や育休は法律で定められた労働者の権利ですが、育休取得に関しては、産休と違って何かしらの条件がある場合も少なくありません。出産後も育児をしながら臨床検査技師として働く予定の方は、産休や育休、介護休暇、特別休暇などの福利厚生が充実している医療機関を選ぶようにしましょう。

現在の職場では十分な休暇が取れないと考えられる場合は、子育て関連の制度が整った職場への転職がおすすめです。小さな子どもを育てながらの転職活動は、時間的・身体的負担が大きくなる可能性があるため、結婚前あるいは妊娠前のタイミングで、子育てに理解のある職場への転職を検討するのがよいでしょう。

LDMとして働く

LDM(Local Data Manager)とは、臨床検査技師や看護師、薬剤師といった医療資格を所持する人が就ける職業で、具体的には次のような業務を行います。

■LDMの具体的な仕事内容

  • ・カルテの内容などを読み取り、臨床研究計画にもとづいたデータの抽出を行う
  • ・症例報告書への入力を行う
  • ・入力した内容の疑義事項への対応を行う
  • ・医師などへの問い合わせ作業を行う

LDMは比較的自由な働き方が可能です。加えて、訪問する施設が全国各地にあるため、通勤しやすいエリアを勤務地として選べるという強みもあります。LDMは、プライベートな時間を確保しやすい職業のため、家庭と仕事を両立することも可能でしょう。

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まとめ

臨床検査技師は女性が多く活躍している医療職であり、厚生労働省が発表した平均年収は約442万円となっています。女性が臨床検査技師として働く主なメリットは、「検査における女性スタッフのニーズが高い」「家庭と仕事との両立を図りやすい」などです。子育てや介護に理解のある職場も多いため、ライフステージが変化しても長期的に働くことができるでしょう。

臨床検査技師として長く活躍するためには、時間を限定して働ける職場や、育休・産休が取得しやすい職場を選ぶことがポイントです。自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるLDMなども視野に入れながら、転職や就職を検討しましょう。

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監修者プロフィール

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