言語聴覚士の転職は円満退職がカギ!円満退職のメリットと流れを解説

更新日 2024年03月25日 公開日 2024年03月25日

#情報収集 #転職検討/準備 #内定・退職・入社

言語聴覚士のみなさんのなかには、「労働条件や待遇を改善したい」「スキルアップ・キャリアアップを目指したい」などの理由で転職を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

転職するにあたっては、求人探しや書類審査、面接、内定後の手続きなど、さまざまなポイントがありますが、「現職を円満に退職すること」も大事なポイントの1つです。退職の申告が遅くなって職場に迷惑をかけたり、引き継ぎがきちんとできなかったりすると、円満退職ができず、転職活動に支障が出てしまう可能性があるので注意しましょう。

当記事では、言語聴覚士が円満退職を目指すべき理由や、円満退職に向けた4つのステップについて詳しく解説します。退職を検討している言語聴覚士のみなさんは、ぜひお役立てください。

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言語聴覚士の転職は円満退職がカギ!円満退職のメリットと流れを解説

言語聴覚士に円満退職が必要な理由は?

言語聴覚士が転職活動を行うにあたっては、現在の職場を辞めてから転職活動を行う方法と、辞めずに活動する方法があります。

どちらを選ぶかは、「働きながらでも転職活動の時間が確保できるか」や「収入が途絶えても問題ないか」などを考慮して決める必要がありますが、どちらにせよ現職を円満に退職するほうが得策です。

転職を決意する理由は人それぞれで、職場の人間関係や待遇面への不満、仕事に対する不満などが理由になっている方も少なくありません。しかし、だからといって「辞める前に、言いたいことを言ってやろう」などと考えるのはトラブルのもと。転職がスムーズに進まないと、次の職場にも迷惑をかける可能性があるので注意しましょう。

以下では、言語聴覚士が円満退職を目指したほうがよい理由を3つ紹介します。

【関連リンク】言語聴覚士(ST)とは?仕事内容からなる方法まで解説

退職手続きをスムーズに行える

退職の申告は1〜3か月までに伝えるのが一般的ですが、その際、退職理由や退職時期があいまいだと、理由をつけて退職を引き留められたり、先延ばしにされたりする可能性があります。場合によっては、後任者の選定をお願いされることもあるでしょう。

しかし、引き留めや引き延ばしがなく退職手続きがスムーズに行えれば、余計なストレスを感じたり、転職先に迷惑をかけたりすることもなく、自身の希望するタイミングで転職ができます。

新しい職場で気持ちよく再スタートを切るためにも、ポジティブかつ明確な意思表示で円満退職を目指しましょう。

転職活動で有利に働く

現在の職場を辞めてから転職活動をする場合、円満退職ができればモチベーションを維持したまま転職活動が進められます。自身の目標に向かって、前向きに転職活動に取り組める点は、円満退職のメリットといえるでしょう。

また、転職先の採用面接においては「前職を退職した理由(転職理由)」について質問されるケースが少なくありません。このとき、前職の退職理由とともに円満退職ができたという旨をアピールすれば、採用担当者に好印象を与えられるはずです。

これまでの人脈を維持できる

言語聴覚士のような専門職の場合、研修やセミナーで前職の上司や同僚と顔をあわせる可能性があります。退職の際に上司や同僚とトラブルを起こすと、そうした場面で気まずい思いをしたり、悪い評判を立てられたりすることになりかねないので注意しましょう。

一方、円満に退職した場合は、前職の人脈を仕事に生かすことができます。また、近年はアルムナイ制度(離職者や退職者を再雇用する制度)を導入する職場が増えているため、上司や同僚との縁を大切にしておけば、「前の職場のほうがよかった」と思ったときに力になってもらえるかもしれません。

そんなふうに、これまで築いた人脈を失うことなく、転職後も協力関係を維持できる点も、円満退職の大きなメリットです。

【関連リンク】言語聴覚士に多い6つの退職理由|理想の職場を見つける方法も

言語聴覚士が円満退職するための4ステップ

円満退職をするためには、正しい方法・順序で退職手続きを進めることが大切です。

【円満退職に向けた4つのステップ】

STEP1 直属の上司に退職意思を伝える
STEP2 退職交渉を行う
STEP3 退職届を作成する
STEP4 責任を持って引き継ぎを行う

ここからは、言語聴覚士が円満退職をするためのステップについて、1つずつ解説していきます。

直属の上司に退職意思を伝える

退職を決意したら、まず直属の上司に退職の意思を伝えましょう。

民法上、期間に定めがない場合は、退職日の2週間前までに申し出を行えば仕事を辞められることになっていますが、職場環境や申告時期によっては手続きや引き継ぎに時間がかかることも考えられます。円満退職を目指すなら、最低でも退職希望日の1か月前には退職意思を伝えましょう。後任者がいない、引き継ぎに時間がかかるといった状況がわかっている場合は、さらに余裕を持って2〜3か月前に伝えることをおすすめします。

なお、直属の上司に退職意思を伝えるときは、「お話があるので、お時間をいただけますか」と口頭でアポをとり、時間をつくってもらいましょう。その際、始業・終業時間など忙しい時間帯ではなく、落ち着いて話せる時間帯を選ぶことが大切です。

【関連リンク】【言語聴覚士向け】退職意思の伝え方|よくある退職理由も

退職交渉を行う

上司と1対1で話ができる場所に移動したら、退職したい旨を伝えます。このとき、必ず退職理由を聞かれるので、あいまいな態度・言葉は避けて明確な理由を伝えましょう。円満退職を目指すのであれば、職場や待遇への不満ではなく、「将来のために必要なスキルを身につけたい」などの前向きな理由を述べることが大切です。

また、自身のポジションによっては「退職によって抜けた穴をどう埋めるのか」「引き継ぎはどうするのか」などの質問を受ける可能性もあります。退職までの流れをスムーズにするためには、あらかじめ後任者候補の選定や、引き継ぎ計画の作成などを進めておくとよいでしょう。

次の職場が決まってから退職する場合は、転職先と相談した上で入社までの期間を決め、そこから逆算して退職日を伝えるようにしてください。

退職届を作成する

直属の上司から退職が認められて退職日が決定したら、退職届を作成します。職場によっては退職届の前に退職願の提出を指示される可能性もありますが、基本的には上司からの指示に従って退職願や退職届を提出してください。

作成方法に明確なルールはありませんが、職場から書き方の指定がある場合は指定通りに作成しましょう。作成した退職願・退職届は、直属の上司に手渡しで提出するのがマナーです。

なお、なかには退職交渉で上司との折り合いがつかず、作成した退職届も受け取ってもらえなかったというケースも実在します。退職したい旨を申し出ているにもかかわらず、強引な引き留め・引き延ばしが続く場合は、退職代行サービスの活用を検討するのも1つの方法でしょう。

責任を持って引き継ぎを行う

提出した退職願・退職届が受理された後は、責任を持って担当業務の引き継ぎを行ってください。引き継ぎの際は、業務の流れやポイント、注意点、イレギュラーな事態への対応などをまとめたマニュアルを作成しておくと安心です。

多くの患者さま、利用者さまを担当する言語聴覚士の場合、引き継ぎにも時間がかかるため、計画的に準備を進めましょう。

また、引き継ぎのタイミングで職場の先輩や同僚など、お世話になった方に退職報告をすることも大事です。1人ひとりに感謝の言葉を伝えることで、退職後もよい関係を維持できるでしょう。

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まとめ

円満退職には、「退職手続きがスムーズとなる」「転職活動で有利に働く」「これまでの人脈が維持できる」など、さまざまなメリットがあります。

言語聴覚士が円満退職を目指すには、まず直属の上司に退職意思を伝えた上で、責任を持って後任者への引き継ぎを行うことが大切です。また、お世話になった方には1人ひとり感謝の言葉を伝え、退社後もよい関係を維持できるように努めましょう。

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※当記事は2023年5月時点の情報をもとに作成しています

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