【言語聴覚士(ST)向け】履歴書作成のポイント・職場別の例文も
言語聴覚士が活躍できる職場は医療機関にとどまらず、介護施設などの福祉分野にも広がりを見せています。また、住み慣れた自宅で暮らし続けたいと願う高齢者が増えたことで、訪問リハビリにおいても言語聴覚士の需要が高まっています。
言語聴覚士は幅広い領域で活躍できる職業ですが、希望する職場で働くためには、就職・転職を成功させることが大切です。採用担当者は履歴書の内容を見て、応募条件に合っているか、組織にとって有益な人材かなどを判断する場合もあるので、履歴書の書き方のポイントはきちんと押さえておきましょう。
当記事では、第一印象を決める重要な履歴書について、書き方のポイントを説明します。施設ごとの例文も掲載するので、就職・転職を成功させたい言語聴覚士の方は、ぜひ参考にしてください!
書類の添削も行っています♪(完全無料)
目次
【言語聴覚士(ST)向け】履歴書の各記入欄の書き方
言語聴覚士は、病院、介護施設、リハビリ施設など幅広い施設で働くことができるため、比較的転職しやすい職種といえるでしょう。転職の際は多くの場合、履歴書などの応募書類を作成することになります。履歴書は読む人にとって分かりやすく丁寧に仕上げることが大切です。
以下では、履歴書の各欄について、書き方のポイントを解説します。
基本情報記入欄の書き方・ポイント |
---|
基本情報には、日付、氏名、住所、連絡先などを記載し、証明写真を貼付します。
履歴書用紙の日付欄には、郵送ならば送付日、面接に持参するならば面接日を記入しましょう。住所は都道府県名を省略せず、マンション名や部屋番号も書くのが一般的です。 証明写真は、3カ月以内に撮影したものを使用しましょう。言語聴覚士は、患者様や施設利用者様と直接顔を合わせるため、相手に不快感を与えない写真を選ぶこともポイントの一つ。服装はスーツなどのフォーマルなものを選び、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。なお、貼付した写真がはがれてしまったときに備えて、裏面に名前を書いておくのがマナーです。 |
学歴・職歴記入欄の書き方・ポイント |
---|
学歴は、一般的には高校入学以降の経歴を記入します。学校、学部、学科、コースなどの名称は省略しません。高校名は、「○○高校」ではなく「○○高等学校」と正式名称で書きましょう。
職歴は、古い経歴順に記入します。リハビリ関係以外の業界で働いていた経歴があるなら、そちらも記入してください。パートや派遣であっても、応募先へのアピールになる経歴であれば、積極的に書きましょう。 それぞれの勤務先について、すでに退職している場合は「一身上の都合により退職」、在職中の場合は「現在に至る」と記入します。最後の行は、右端に「以上」と添えるのが一般的です。 |
志望動機、自己PR、趣味・特技、本人希望記入欄の書き方・ポイント |
---|
志望動機や自己PRは、選考において重視されるポイントです。これまでのキャリアから得たスキルが新しい職場でどのように生かせるか、具体的に記入してください。応募先の職場理念や方針を理解したうえで、自分の強みをアピールしましょう。趣味・特技も、言語聴覚士としての仕事に生かせるものを書くのが理想です。
本人希望欄には詳細を書かず、面接の際に仕事内容を確認しながら伝えるようにしましょう。 |
職務経歴書作成のコツ・職場別の自己PR例文
【言語聴覚士(ST)向け】履歴書に書く志望動機の例文6つ
志望動機を書く際の重要なポイントは、「応募先でやりたいこと」「応募先を選んだ理由」「入職後どのように貢献できるのか」の3つです。志望動機は、実体験をもとに書くと具体性が増して、採用担当者に伝わりやすくなります。なお、文章の構成は結論を文頭に書き、次に具体例やエピソードを盛り込むのがおすすめです。志望動機が固まっていると、書類通過後の面接でも困りません。
ここからは、上記のコツを踏まえた志望動機の例文を、医療機関や施設ごとに紹介します。
病院求人に応募する際の例文
病院には、幅広い症状や年齢の患者様がおり、一人ひとりに合わせて、医師、看護師、理学療法士、言語聴覚士、薬剤師、管理栄養士などがチームを組んで支援します。志望動機では、「チームの一員としてどのような働きができるか」という点を伝えると良いでしょう。
言語聴覚士の病院求人を探す
クリニック求人に応募する際の例文
クリニックは、症状が落ち着いた患者様や軽度の患者様が利用する医療機関で、病院よりも地域生活に密着しているという点に特徴があります。自宅に戻ってから、後遺症によって困りごとが出てきてしまう患者様もいるため、それぞれの生活に寄り添う姿勢で志望動機を作成しましょう。
言語聴覚士のクリニック求人を探す
介護福祉施設求人に応募する際の例文
介護福祉施設では、医療的ケアを必要としない方を対象に、日常生活のためのリハビリを行います。ただし、ひと言で施設といっても、在宅復帰を目指す介護老人保健施設や自宅から通所するデイサービスなど、役割はさまざまです。志望動機を作成するときは、応募先の特徴をよく調べておくようにしましょう。
言語聴覚士の介護福祉施設求人を探す
訪問リハビリ(在宅医療)求人に応募する際の例文
訪問リハビリは、利用者様の生活の場でリハビリを進めます。本人やその家族とコミュニケーションを取り、他職種と連携しながら支援していくため、専門職としての意見が求められる場面も少なくないでしょう。これまでの経験や学びを応募先でどのように生かせるのか、具体的に記入するのが志望動機作成のコツです。
言語聴覚士の訪問リハビリ(在宅医療)求人を探す
企業求人に応募する際の例文
企業求人では、営業や販売促進などの業務が経験できるため、医療福祉分野だけでは経験できないスキルの習得がかなうでしょう。応募先の公式サイトやパンフレットの情報から企業研究を行い、入社後の目標や展望を具体的に記入すると、印象アップにつながります。
言語聴覚士の企業求人を探す
保育園求人に応募する際の例文
言語聴覚士の求人が出ている保育施設は、児童発達支援事業所や放課後等デイサービスなどです。障害児や療育分野への理解が必要になるため、これまでのキャリアや学びのなかで、子どもと関わったエピソードを入れると好感度アップにつながります。
言語聴覚士の保育園求人を探す
キャリアアドバイザーに転職相談する(完全無料)
まとめ
履歴書は、「言語聴覚士としてどのような実績を積んできたか」「言語聴覚士としてどのように貢献できるか」といった、自分の強みをアピールする書類です。なかでも、志望動機は選考において重視されるため、キャリアや学びを振り返りつつ、応募先の理念や特色と絡めて書きましょう。応募する職場の基本情報については事前に確認しておくことが大切です。
さまざまな領域の言語聴覚士求人を扱うマイナビコメディカルでは、キャリアアドバイザーが転職のサポートを行っています。非公開求人の紹介もできるため、理想の職場を探している言語聴覚士の方は、ぜひマイナビコメディカルをご利用ください!
言語聴覚士の求人を探す
職場探しをお手伝いします♪マイナビに相談する
よくあるご質問
※当記事は2022年4月時点の情報をもとに作成しています
監修者プロフィール
マイナビコメディカル編集部
リハ職・医療技術職・栄養士のみなさまの転職に役立つ情報を発信中!
履歴書や職務経歴書の書き方から、マイナビコメディカルサイト内での求人の探し方のコツや、転職時期ごとのアドバイス記事などを掲載。
転職前の情報収集から入職後のアフターフォローまで、転職活動の流れに添ってきめ細やかなフォローができる転職支援サービスを目指しています。