臨床工学技士における履歴書の書き方と注意点を分かりやすく解説!
臨床工学技士として働きたい求人情報が見つかった際、あらかじめ用意しておきたい書類が履歴書です。履歴書は自分の情報・経歴や志望動機を簡単にまとめた書類であり、応募先は書面の内容を見て書類選考を行います。
履歴書を書くときに「書類選考を有利にしたい」「自分を魅力的にみせたい」と考える方も多いのではないでしょうか。臨床工学技士における履歴書の書き方と、書類選考に通るための注意点やポイントを分かりやすく解説します。

目次
臨床工学技士における履歴書の書き方
履歴書の基本的な書き方は、臨床工学技士も他業種と大きな違いはありません。
しかし、臨床工学技士の履歴書は細部で書き方が若干異なります。
一般的な履歴書と同様に、書き進めると失敗するケースもあるため注意してください。
以下では、臨床工学技士における履歴書の書き方を紹介します。
基本情報
履歴書の基本情報は、書類選考で最初に目を通されます。
基本情報が間違っていると「簡単な作業でもミスする」といった悪い印象を与えてしまうため、注意してください。
日付 |
履歴書を応募先に提出する方法で、書くべき日付が異なります。 ● 郵送する場合:封筒の投函日 ● 面接で持参する場合:面接日 |
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氏名・ふりがな | 読みやすくするために、姓と名の間に一文字余白を空けます。 「ふりがな」は平仮名で、「フリガナ」の場合は片仮名で書いてください。 |
年齢 | 履歴書の日付時点における、自分の満年齢を記入します。 |
現住所 | 都道府県から丁目・番地・建物名までを省略せず、正確な名称で書きます。 「ふりがな」も忘れず記入してください。 |
連絡先・メールアドレス | 固定電話・携帯電話の番号をそれぞれ指定された欄に記入します。該当する電話番号がない場合は空白にしてください。 メールアドレスは、アルファベットを誰が見ても分かる字体で書きましょう。 |
証明写真 | 履歴書の写真サイズに合った証明写真を貼り付けます。 一般的な写真サイズは縦4cm×横3cmです。 3ヶ月以内に撮影した証明写真を使用し、写真の裏には氏名・撮影日を記入しておいてください。 |
学歴・職歴
学歴・職歴では学校名や施設名、年度を正確に記入する必要があります。年度は西暦・元号どちらかに統一してください。
〇学歴
中学校卒業から順に、入学と卒業の学歴を記入します。
高校は「○○高等学校」と略さず書き、私立の場合は「私立○○高等学校」まで書いてください。
大学・短大・専門学校では、学部学科も記入しましょう。
受験浪人によりブランク期間があっても記載する必要はありません。
大学院については、修了した場合は「(修士課程または博士課程)修了」、中退した場合は「中退」と記入します。
在学中の場合は修了予定年度を記入した上で、「修了見込み」と書いてください。
〇職歴
勤務先の入職年月と退職年月を順に記入します。会社名・病院施設名は法人名も含めて、すべて正式名称で書いてください。
臨床工学技士における雇用形態は正社員のほかに、非常勤職員・嘱託職員・派遣社員などがあります。
職歴欄には雇用形態も分かるように「○○病院に非常勤職員として入職」と書きましょう。
学歴・職歴の末尾には「現在に至る」または「現在在職中」、一段下げて「以上」と右寄せで書きます。
資格・免許
資格・免許は取得年月日順に記入します。
臨床工学技士免許を必ず書き、採用担当者の心象を良くするために登録番号も添えておきましょう。資格名は正式名称で記入してください。
医療系資格や応募先の業務内容で必要な免許であれば、なるべく記入することがおすすめです。
書類選考で有利となり得る資格・免許の一例を、以下に紹介します。
・透析技術認定士
・英検準2級以上またはTOEIC点数(応募要件として求められている場合は必須)
・普通自動車運転免許
志望の動機・特技・好きな学科
志望動機は、自分がなぜ求人に応募したかをアピールする大切な項目です。
採用担当者は志望動機を読み、自社が求める人材であるかを判断するため、必ず書きましょう。
特技・好きな学科を書くべきかは、新卒・中途採用で異なります。
〇新卒の場合
実務経験者ではないため、具体的な仕事内容に踏み込んだ志望動機が書けません。
大きな余白ができる場合は、特技・好きな学科で人柄をアピールしても良いでしょう。
〇中途採用の場合
中途採用の場合は自分の医療業務経験・スキルを交えて、応募先に対する熱意が伝えられる志望動機を書きます。
中途採用の採用担当者は、「何の仕事を経験したか」「自社で何ができるのか」の情報を求めているため、特技・好きな学科を書く必要はありません。
その他
その他の内容について、書くべき内容のポイントを紹介します。
〇通勤時間
自宅から勤務地までの通勤時間を目安で記入します。
通勤で利用する交通手段でかかる時間を調べておきましょう。
〇扶養家族数や配偶者について
扶養家族数は、配偶者以外で扶養に入っている家族の人数を記入します。
配偶者と配偶者の扶養義務は、有・無のいずれかに必ず丸を付けてください。
〇本人希望欄
夜勤や勤務時間などについて希望がある場合は、希望する内容を記入します。
希望する事柄がない場合は、「貴院(企業の場合は貴社)の規定に従います」と記入してください。
臨床工学技士が履歴書を書くときの注意点
臨床工学技士の就職・転職で履歴書を書くときには、いくつかの注意点を把握する必要があります。
代表的な注意点は、以下の2つです。
・志望動機がありきたりな内容になってしまう
ここからは、2つの注意点を解消するために役立つ方法を紹介します。
臨床工学技士専用の履歴書フォーマットを使用する
臨床工学技士の履歴書では学歴・職歴や資格・免許、志望動機をしっかり書き込む必要があります。
全体の文字数が多くなると手書きでは多くの時間が必要となるため、パソコンで記入できる臨床工学技士専用の履歴書フォーマットを使用しましょう。
履歴書フォーマットは各欄にタイピング入力するだけと手軽で、記入間違いも後から簡単に訂正が可能です。
読みやすいフォントの履歴書は、採用担当者に良い印象を与えられます。
応募先について理解した上で書く
履歴書の中でもとくに資格・免許や志望動機を書くときは、応募先である職場について理解しておかなければなりません。
自分が書くべきだと思った情報を記入しても、応募先の求めている人物像に合致していなければ、採用担当者に響かない履歴書となってしまいます。
応募先について理解を深めるためには求人票を精査したり、施設Webサイトの各ページを読んだりすることがおすすめです。
理念・経営体制・事業内容・従業員数などを理解することで、応募先の求める人物像が把握できます。
履歴書の書き方に悩んだら添削サポートを活用しよう!
紹介した書き方の通りに作成しても「履歴書が正しく書けているのか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
履歴書の書き方が合っているか分からない場合は、「マイナビコメディカル」で履歴書の添削をしてもらいましょう。
マイナビコメディカルでは、医療業界に精通したキャリアアドバイザーが履歴書を添削してくれます。
正しい書き方で、かつ誤字脱字のない履歴書が作成できる添削サービスは、応募先の書類選考の通過を目指すすべての方におすすめです。
また、マイナビコメディカルでは、面接の練習も行っています。
実際の面接で想定される質問なども教えてくれるため、面接が不安な方はぜひ活用してください。
まとめ
臨床工学技士における履歴書の書き方は、一般的な履歴書とは細部で異なります。
「学歴・職歴」「資格・免許」「志望の動機」は臨床工学技士ならではの部分があるため、正しい書き方を心がけましょう。
さらに、魅力的な履歴書を作成するために履歴書フォーマットを使用したり、応募先についてきちんと調べたりすることも大切です。
また、転職・就職に際しての履歴書や面接対策は、マイナビコメディカルがおすすめです。
マイナビコメディカルでは、履歴書の書き方に悩んだときに相談すれば、履歴書の添削をしてもらうことができます。
さらに、勤務先情報に応じた面接対策も行ってくれるため、転職・就職における心強いサポートが得られるでしょう。
監修者プロフィール

マイナビコメディカル編集部
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