臨床検査技師向けの職務経歴書の書き方|ポイントと書く前の準備も解説

更新日 2024年03月08日 公開日 2021年11月01日

#書類準備 #応募 #面接・選考

臨床検査技師が転職活動を行うにあたって、必ず準備しなければならないのが職務経歴書です。職務経歴書は、これまで携わってきた業務や持っているスキル、自身の強みなどをアピールするための大事な書類であり、職務経歴書を見て「求める実務能力を満たしているか」をチェックする採用担当者も少なくありません。

そのため、職務経歴書を書く際は、応募先が求めている人物像をきちんと理解した上で、実際の業務につながる経験やスキルを記入する必要があります。

本記事では、職務経歴書の概要や基本的な書き方、臨床検査技師が職務経歴書を書くときのポイント、注意点などを分かりやすく解説します。転職を成功させるためにも、ぜひ参考にしてください。

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臨床検査技師が職務経歴書を書くときの書き方|伝わる3つのポイント

臨床検査技師の転職に必要な職務経歴書とは?

臨床検査技師が就職・転職活動をするにあたって、履歴書と職務経歴書の提出は欠かせません。ただし、履歴書と職務経歴書では役割と用途が異なり、採用担当者がチェックするポイントも違います。

履歴書は氏名、住所、学歴・職歴など応募者のプロフィールを記載する書類のことで、採用担当者は履歴書の内容から、これまでの経験やどんな人物なのかを読み取ろうとします。一方の職務経歴書は、仕事に関する経験内容やスキルをまとめた書類であり、言ってみれば「応募先に対して自分をアピールするための自己推薦書」のようなものです。

ここからは、職務経歴書の役割や書くにあたっての準備、書き方などを詳しく解説しましょう。

職務経歴書の役割

先に紹介したように、職務経歴書は「自己推薦書」としての役割を持っています。そして、応募先の採用担当者は、職務経歴書から応募者のスキルや適性、実績、仕事に取り組む姿勢などを判断しようとします。

そのため職務経歴書には、これまで勤めていた職場の具体的な情報や担当業務、成果、業務のなかで心がけていたことなどを分かりやすく記載する必要があるでしょう。

ポイントをおさえた内容を記載し、採用担当者の印象に残る職務経歴書を作成できれば、「会って話を聞きたい」「より詳しく聞いてみたい」と思わせることが可能です。募集要項をよく読んで、自身の経験やスキルが応募先でどう生かせるのかを意識しながらまとめましょう。

【関連リンク】臨床検査技師とは?具体的な仕事内容から向いている人まで徹底解説!

職務経歴書を書く前の準備

職務経歴書は自分の経歴にあわせてフォーマットを選択することができ、表現の仕方にも決まったルールはありません。そのため、準備なく職務経歴書を書き始めると、「何から書けばよいのか分からない」「どんな項目をどの順番で記載すればよいのだろう」と悩み、なかなか進まなくなってしまいます。

ちぐはぐな内容の職務経歴書は採用担当者の印象にも残りにくいため、職務経歴書を書く前にはしっかりと準備しておく必要があるでしょう。

そこで、ここからは就職・転職活動をする臨床検査技師が、職務経歴書を作成する前に「確認しておきたい事項」や、「まとめておきたい事項」を紹介していきます。

応募先の要項を確認する

応募者に十分なキャリアやスキルがあっても、応募先のニーズにマッチしていなければ採用担当者の目にとまることはありません。職務経歴書を書く際は、求人情報や公式ホームページなどで事前に応募先の要項を確認し、「業務内容の詳細」や「応募先が求める人物像・スキル」を把握しておきましょう。

経歴を棚卸しする

職務経歴書には、具体的な業務経験や役職、実績、強み、保有スキル・資格などを記載するのが基本です。これらを分かりやすく、かつ具体的に記載することで、「これまで何をしてきたのか」「採用・入社後はどのように活躍できるのか」「今後、どのような目標を持って働くのか」をアピールできるでしょう。

より魅力的な職務経歴書に仕上げるには、書く前にこれまでの職務内容や実績を「棚卸し」するのがおすすめです。

棚卸しでは、まず自身の仕事に関する年表をつくり、各年代・勤務先別に仕事内容と目標、取り組み方、成果を書き出してみましょう。その上で、今後のキャリアの方向性と応募先で発揮できるスキル・経験をまとめていくと、応募企業にマッチする職務経験、自己PR、志望動機などが見えてくるはずです。

なお、仕事内容と目標、取り組み方、成果に加えて、成功・失敗体験などのエピソードをまとめておくのも棚卸しのポイントと言えます。職務経歴書に書く機会はないかもしれませんが、面接で1つの項目を深掘りされた際に、より具体的な回答ができるようになるでしょう。

職務経歴書の形式を選ぶ

職務経歴書の形式は、「編年体式」と「キャリア式」の2つに分けられます。

  • ●編年体式

    職務経歴を古いものから時系列で記載する形式です。これまでのキャリアを分かりやすく伝えられることから、最も一般的な形式となっています。転職回数が少ない臨床検査技師の方には、編年体式がおすすめです。

  • ●キャリア式
    経験した業務や携わったプロジェクトごとに記載する形式です。具体的な業務経験や実績がアピールしやすいため、経験・スキルが豊富な臨床検査技師の方や、転職によってキャリアアップを図ってきた方は、効果的に自己PRができるでしょう。

形式によってアピールできる部分が違ってくるため、これまでの経歴、実績などを洗い出してから、自分に合った形式を選んでください。

【関連リンク】臨床検査技師が働く場所は?8つの就職先の特徴を紹介

職務経歴書の書き方

繰り返しになりますが、職務経歴書はこれまで携わってきた業務の内容や実績、強み、スキル強みなどについて簡潔にまとめる「自己推薦書」のようなものです。

だからこそ、読みやすさや分かりやすさにもきちんと配慮し、採用担当者の好印象につなげることが大事です。ここでは、職務経歴書の基本的な書き方について、以下の項目ごとに紹介します。

  • ●表題
  • ●日付と氏名
  • ●職務要約
  • ●職務経歴
  • ●自己PR
  • ●保有する資格・スキル

職務経歴書を書いた経験がない方や、書き方に不安がある方は必見です。

表題と日付、氏名

表題と日付、氏名を記載する基本的な位置は、以下の通りです。

表題 書類の上部中心に「職務経歴書」と記載
日付 タイトルの右上、もしくは右下に記載
氏名 日付がタイトルの右上に記されている場合はタイトルの右下、日付がタイトルの右下に記されている場合は日付の真下に記載

氏名は、本文よりもやや大きく書くと分かりやすくなります。

職務経歴書は履歴書と一緒に提出することが多いため、「職務経歴書に氏名の記載は不要」と言われることもあります。しかし、多くの書類を整理しなければならない採用担当者への誠意として、職務経歴書にも氏名を記入すべきでしょう。

なお、日付は「○年○月○日現在」と記入するのが基本です。面接に持参する場合は面接日、郵送する場合は投函日を書きましょう。和暦と西暦はどちらでも問題ありませんが、ページ全体で統一することや、「R(令和)」「H(平成)」「S(昭和)」のように略さないことを心がけてください。

職務要約

タイトルや日付、氏名の下に「職務経歴要約」と記載した上で、これまでの経歴を簡潔に記載しましょう。

「職務経歴要約」には、「病院名・検査科・勤務年数・どのような業務に従事していたか」などを200~300字程度にまとめます。求人情報を読み込んだ上で、応募先企業が求める人材に近いということを簡潔にアピールしましょう。

情報が多くなると読み手の負担になるため、ここでは経験した検査の件数などの詳細を書く必要はありません。

職務経歴

職務経歴では、職務に関連する次の項目を記載します。

  • ●事業所概要
  • ●在籍期間
  • ●配属先
  • ●職務内容

事業所概要には、事業所名、資本金、設立年、従業員数などを記載してください。事業所名は正式名称を記載するのが原則です。

配属先の項目には、名称だけでなく在籍するスタッフの人数も記載しましょう。職務内容は、業務内容、実績、役職などの項目を立てて簡潔にまとめます。業務内容が多い場合は、箇条書きにして読みやすくするのがおすすめです。実績を具体的な数字で示したり、成果を上げるために意識してきたことを書いたりするのもよいでしょう。

自己PR

自己PRは、自分の強みや熱意、経験などをアピールする項目です。リーダー業務や新卒の教育係、マニュアル作成、管理職としてのマネジメント経験などがある場合は、積極的に記載するとよいでしょう。

自己PRのテーマは2つほどに絞り、「転職先でどのように生かせるか」を書くのがポイントです。仕事に対する心がけや信条などから始めて、具体的なエピソードを付け加えると分かりやすい文章に仕上がるでしょう。

文章の最後に、自身のアピールポイントや今後の目標を盛り込むのも効果的です。

保有する資格・スキル

保有資格は省略せずに、正式名称を記載してください。臨床検査技師の資格以外に、臨床検査に関わる資格を保有している場合は必ず記入しましょう。臨床検査技師の転職で有利になる資格として、超音波検査士や細胞検査士などが挙げられます。

その他、パソコンスキルや語学力(英検などは2級以上)を示す資格など、業務に役立つ資格・スキルがあれば、もれなく記入しましょう。

なお、資格によっては、資格手当の対象となる可能性もあります。その場合は、資格取得を証明する書類の提出を求められることもあるので、あわせて準備しておいてください。

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臨床検査技師の職務経歴書でアピールできる資格

臨床検査技師は、業務に関連する資格を取得することで、働き方や活躍の場が大きく広がります。職務経歴書に保有資格を記載することで、専門性の高さもアピールできるでしょう。

ここからは、臨床検査技師が専門性をアピールできる資格を3つ紹介します。

緊急臨床検査士

緊急臨床検査士は、日本臨床検査同学院および日本臨床検査医学会による認定資格で、「緊急性が必要な場合においても、医師からの要求に応じて迅速かつ適切な検査が行える」と認められた臨床検査技師に与えられます。

臨床検査技師が緊急臨床検査士の資格を取得するには、筆記および実技試験に合格しなければなりません。緊急臨床検査士試験の受験対象者は、以下の通りとなっています。

  • ●臨床検査技師資格を保有している
  • ●臨床検査技師としての職歴について所属長などからの証明書を提出できる
【関連リンク】緊急臨床検査士とは?合格率・難易度・勉強法を解説

超音波検査士

超音波検査士は、臨床における「超音波検査のスペシャリスト」であることを証明する資格で、日本超音波医学会および日本超音波検査学会が認定しています。

超音波検査に関する専門知識を有する超音波検査士は、検査の正確性が高く、病院や健診センターなどで非常に重宝される存在となっています。臨床検査技師が超音波検査士の資格を取得するには、超音波検査士認定試験に合格する必要があり、受験資格は下記の通りです。

  • ●日本超音波医学会において、3年以上継続して正会員・シニア会員・準会員である
  • ●日本超音波医学会が認定する認定超音波専門医・指導検査士の推薦が得られる

細胞検査士

細胞検査士とは、がん細胞をはじめとする悪性の細胞を検査によって発見する技術者のことで、臨床検査技師の仕事の一部を専門化した資格です。がん患者が多い日本において、細胞検査士の活躍フィールドは幅広く、大学病院や総合病院、地域のがん検診センター、保健所など多くの職場でその技術が役立っています。

臨床検査技師が細胞検査士の資格を取得するには、細胞検査士資格認定試験に合格する必要があり、受験資格を得るためのルートは次の3つです。

  • (1)臨床検査技師資格を取得し、細胞診検査実務に1年以上従事する
  • (2)臨床検査技師資格を取得し、細胞検査士養成所で所定教育課程を修了する
  • (3)細胞検査士養成コースのある大学で所定単位を修得する
【関連リンク】臨床検査技師は就職・転職に有利な資格?年収や活躍の場も紹介

職務経歴書を書くときのポイント・注意点

読みやすく、理解してもらいやすい書き方を意識すれば、自分のスキルを分かりやすくアピールできます。職務経歴書を書くときは、その点を意識するようにしてください。

ここからは、職務履歴書を書くときのポイントや注意点を詳しく説明します。なお、応募先から手書きの指定がない場合、履歴書や職務経歴書はパソコンで作成するのがよいでしょう。

【ポイント】職務要約から書き始める

職務要約は、詳しく説明しようとせず、実務経験のポイントを簡潔にまとめるのがポイントです。「いままでどのような業務に従事してきたのか」がひと目でわかるように書きましょう。

なお、採用担当者は数多くの応募書類に目を通す必要があるため、職務要約から「求人内容にマッチしているか」「戦力になる人材か」などを読み取ろうとする場合もあります。応募先が求める内容を盛り込んだ上で、200~300字程度にまとめることを心がけてください。

【ポイント】スキルや経験をアピールする

業務上のスキルや経験をアピールすることで、「応募先で活躍する姿」がイメージしやすくなります。

「どのような姿勢で業務に取り組んできたか」「どのような得意分野を持っているのか」「自分の持っているスキルや経験を応募先でどのように生かしたいか」などについて、具体的な言葉で記載しましょう。

パソコンや語学など、現場に生かせる資格・スキルを持っている場合も同様です。

【注意点】誤字脱字に気を付ける

誤字脱字に注意するのは、基本中の基本です。職務経歴書は正式なビジネス文書でもあるので、自信のない漢字や表現は調べてから書き、終わったら誤字脱字がないかを再度チェックしましょう。

特に、固有名詞(勤務先の名称や資格名など)や在職期間、日付には注意が必要です。パソコンで書く場合は、単純な変換ミスがないように気を付けてください。

【注意点】余分な情報は書かないようにする

職務経歴書を書く際は、好印象を与えようとするあまり「あれもこれも」と、いろいろなことを盛り込みたくなるかもしれません。しかし、転職先や業務に関係のないことは書かないほうが賢明です。

書かなくてもよい情報の代表例は、「仕事に関連しない趣味・特技」や「アルバイト・ボランティア経験」などです。また、応募先から特別な指定がない限り、退職理由や転職理由も書く必要はありません。

内容を充実させようと余分な情報まで書いてしまうと、ネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。臨床検査技師として、業務に必要なこと・役立つことのみを書くようにしましょう。

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まとめ

職務経歴書は、分かりやすく簡潔に書くことが重要です。数値やエピソードなどを盛り込みながら、「どのような仕事をしてきたか」や「その経験を応募先でどう生かせるか」をしっかりアピールしましょう。

魅力的な職務経歴書に仕上げるためには、応募先にマッチする経験や実績、強みなどを事前に洗い出しておくことも重要です。

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※当記事は2023年9月時点の情報をもとに作成しています

監修者プロフィール

マイナビコメディカル編集部

 

リハ職・医療技術職・栄養士のみなさまの転職に役立つ情報を発信中!
履歴書や職務経歴書の書き方から、マイナビコメディカルサイト内での求人の探し方のコツや、転職時期ごとのアドバイス記事などを掲載。
転職前の情報収集から入職後のアフターフォローまで、転職活動の流れに添ってきめ細やかなフォローができる転職支援サービスを目指しています。

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