【男女別】面接時の正しい身だしなみマナー|好印象を与えるポイント
身だしなみは、経歴やスキルと同様に採用の可否を判断する大きなポイントとなります。特に医療・介護業界は、患者さま、利用者さまに不快感を与えないような身だしなみや言葉遣いが求められる業界です。面接官に良い印象を与えるためにも、面接の際は清潔感のある服装や髪型、メイクを心がけましょう。
この記事では、面接時の身だしなみについて、男女別に詳しく解説します。転職活動を控えている方や転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
【男性向け】面接時の身だしなみマナー
初対面における第一印象は、その人の「見た目」に大きく左右されます。また、面接は書類選考だけではわからない、人柄や熱意を見るための場でもあります。面接官に好印象を与えるためにも、身だしなみには十分に配慮しましょう。
身だしなみで好印象を与えるポイントは、「清潔感」「全体の統一感」「表情」の3つです。まずは、男性の身だしなみについて、3つのポイントの詳細やNG事項を解説します。
髪型のポイント
髪が乱れていると、面接官にだらしない印象を与えてしまいます。前髪は表情がよく見える長さに整え、長い場合は横に流すようにセットしましょう。ワックスなどの整髪料を使うと、まとまりがよく清潔感も出ますが、つけすぎると逆効果になりかねないので注意してください。
髪色やパーマの有無がどの程度のマイナス材料になるかは、企業や業界によって異なります。とはいえ、一般的な面接においておしゃれ感が求められることはありません。髪型でのマイナスを避けるためにも、自然な黒髪で臨むのがおすすめです。
服装のポイント
面接では、スーツを着用することが基本です。色や柄はもちろん、シャツ、ネクタイ、ベルトなどの清潔感にもしっかり気を配りましょう。
スーツ |
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黒や濃紺、ダークグレーなどの落ちついた色を選びましょう。ライトグレーや明るいベージュなどのスーツは面接に不向きです。柄は無地を選ぶのが無難でしょう。 また、スーツは大きすぎても小さすぎてもだらしない印象を与えてしまいます。体型に合ったサイズかどうかも、きちんとチェックしてください。 |
シャツ |
ジャケットの下に着るシャツは白無地が基本です。シャツを準備するときは、しわが目立たないようにアイロンをかけ、襟や袖口が汚れていたりしないかも確認しておきましょう。 なお、ボタンダウンやカッタウェイはノーネクタイでの着用が基本とされているため、面接では避けたほうが無難です。カジュアルな柄物のシャツも面接には向いていません。 |
ネクタイ |
シンプルな色、デザインのネクタイを選びましょう。色は青系や濃い赤系、柄は水玉模様やレジメンタルチェックがおすすめです。 |
ベルト |
ベルトは、革製のシンプルなものが無難です。スーツや靴と統一感のある色を選びましょう。 |
靴下 |
黒や濃紺、ダークグレーなど、スーツの色に合った無地の靴下が良いでしょう。長さは、着用時に足首が見えないタイプを選んでください。 |
最近は、Web面接を行うケースが増えていますが、特別な指定がない限りはスーツを着用しましょう。「カメラ越しだから」と油断せず、対面式と同じようにしわや汚れがないかを確認した上で、面接に臨むようにしてください。
その他のポイント
面接の際は、腕時計やバッグなどの小物類にも気を配りましょう。
腕時計 |
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腕時計をつける場合は、シンプルなデザインのものを選んでください。派手なデザインやブランドが強調されたものは面接に不向きです。 |
アクセサリー |
アクセサリーは面接に不要なため、基本的にははずしましょう。ただし、結婚指輪はつけていても問題ありません。 |
バッグ |
スーツと相性のいい濃い色がおすすめです。資料を持ち運ぶことを想定して、A4サイズの書類が入る大きさが良いでしょう。 |
なお、靴は黒、ダークブラウンの革靴(ひもあり)を選ぶのが基本です。ひげは清潔感に欠けた印象を与えやすいため、きれいに剃ったほうが良いでしょう。爪も短く整えておいたほうが好印象につながります。
服装自由や私服指定の場合はどうしたらいい?
服装自由の場合は、オフィスカジュアルを選ぶのがおすすめです。オフィスカジュアルとは、業務を行う上での最低限のマナーをわきまえた、カジュアルな服装を指します。
【男性のオフィスカジュアルの例】
- テーラードジャケット+襟つきシャツ+チノパン+革靴
オフィスカジュアルの場合も、黒や濃紺などの落ちついた色合いが好印象につながります。スーツのときと同様に、ベルトや靴下などの色、デザインにも注意しましょう。
私服指定の場合は、応募先が「あなたの本来の姿を見たい」という意図を持っているケースがほとんどです。そのため、指示に従って私服で臨むのが良いでしょう。ただし、私服だからといってどんな服装でも良いわけではありません。Tシャツ、デニム、スウェットのようなカジュアルすぎる服装は避け、会社の雰囲気やTPOに合わせた私服を選ぶのが無難です。
なかには、「服装自由や私服指定の場合でも、スーツを選んだほうが良いのでは?」と考える方もいそうですが、服装によって面接の可否が決まることはほとんどないため、心配しすぎる必要はありません。
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【女性向け】面接時の身だしなみマナー
基本的な身だしなみは男性と同様ですが、髪の長さやメイクなど、女性特有のポイントがいくつかあります。男性よりも配慮しなければならない部分が多いため、しっかりと把握しておきましょう。
ここからは、女性の身だしなみについてのポイントやNG事項を解説します。
髪型のポイント
女性の場合は、髪の長さによってポイントが異なります。
ショート |
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ショートの場合、髪を流すように耳にかけ、表情がしっかり見えるようにしてください。額を出すと、爽やかな印象になります。 |
ミディアム |
ミディアムの場合は、髪を横に流しつつ、後ろで束ねるのがおすすめです。その際、やや低めの位置で束ねると落ちついた印象に仕上がります。 |
ロング |
ロングの人は、髪をお団子にして束ねるのが良いでしょう。お辞儀をしたときに髪が顔にかかってしまうと、暗い印象やだらしない印象を与えかねないので注意してください。 |
医療・介護業界の場合、髪色は黒が無難ですが、自然な印象を与える栗色までは問題ありません。
服装のポイント
以下では、スーツの着用を想定して女性の服装のポイントを解説します。
スーツ(ジャケット・スカートまたはパンツ) |
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スーツの色は、黒、濃紺、グレーなど落ちついた色が無難です。ボトムは、スカートとパンツのどちらでも問題ありません。男性と同様、大きすぎても小さすぎてもだらしない印象を与えてしまうため、体型に合ったサイズを選びましょう。 なお、スカートの丈は、椅子に腰かけたときに膝が出るくらいの長さが適切です。 |
インナー(ブラウスまたはシャツ) |
ブラウスやシャツなどのインナーは、無地の白がおすすめです。スキッパーカラーを選ぶ場合は、胸元が開きすぎないよう注意しましょう。レースやフリルがついたデザインは派手に見えがちなので、避けたほうが無難です。 |
ストッキング |
スカート、パンツのどちらを選ぶ場合でも、ナチュラルカラーのストッキングを着用しましょう。 ストッキングはほつれやすいため、着用前に伝線していないかを必ず確認してください。伝線したときに備えて、予備のストッキングを携帯すると安心です。 |
女性の場合、実際に勤務する際は男性よりも服装の自由度が高い傾向にあります。しかし、面接の場では、スーツを着用して清潔感・信頼感を印象づけるのが良いでしょう。
メイク・ネイルのポイント
ここでは、メイク・ネイルのポイントを解説します。
メイク |
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就活時のメイクは、ナチュラルメイクが基本です。派手に見えないように注意しつつ、健康的な印象に仕上げましょう。 |
ネイル |
医療・介護職の場合、華美なネイルや長い爪はマイナスの印象を与えかねません。基本的に何も装飾せず、短く整えるのが良いでしょう。もし、マニキュアを塗る場合は、薄いピンクやベージュなどの控え目な色を選んでください。 |
面接は、ファッションで個性をアピールする場ではありません。メイクやネイルは「ナチュラルさ」を意識するようにしましょう。
その他のポイント
以下では、小物のポイントについて解説します。
腕時計 |
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腕時計をつける場合、フォーマルを意識したシンプルなデザインを選びましょう。ベルトの色は、革製であれば黒か茶色、金属であればシルバーが無難です。 |
アクセサリー |
面接の場にアクセサリーは必要ないため、基本的には身につけないほうが無難です。ただし、結婚指輪はつけていても問題ありません。 |
バッグ |
A4サイズの書類や化粧品などが収まるサイズのバッグを選びましょう。また、面接時はバッグを椅子の横に置くケースが多いため、自立するタイプを選ぶと良いでしょう。 |
香水 |
就業時に香水の使用が禁止されている業界であれば、面接の際もつけずに臨むのがおすすめです。 |
靴についてもヒールが高すぎるものや、派手な装飾があるパンプスは面接に向いていません。装飾の少ないプレーンなパンプスを選ぶようにしましょう。
私服指定・服装自由の場合はどうしたらいい?
男性向けのマナーで紹介したように、服装自由や私服指定の場合は、オフィスカジュアルで臨むことをおすすめします。女性のオフィスカジュアルの例は、下記のとおりです。
【女性のオフィスカジュアルの例】
- ジャケット+ブラウス+スカートまたはパンツ+パンプス
色はベージュやネイビーなど、自然な色合いが好印象を与えます。個性的になりすぎないように注意しつつ、清潔感や爽やかさを意識してコーディネートしましょう。
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まとめ
就職・転職活動時の面接では経歴やスキルと同様、身だしなみも重要な評価基準となります。面接官に良い印象を与えるためにも、「清潔感」「全体の統一感」「表情」の3点には十分配慮しましょう。
服装は男女ともにスーツが基本です。黒や濃紺、グレーなどの落ちついた色で、体型に合ったものを選びましょう。髪型については、ナチュラルで清潔感のあるスタイルを心がけてください。バッグや小物は、スーツと相性のいい色を選び、女性の場合は予備のストッキングを用意しておくと良いでしょう。なお、アクセサリーやネイルは避けたほうが無難です。
本記事の情報を参考に身だしなみを整え、面接での好印象につなげてください。
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監修者プロフィール

マイナビコメディカル編集部
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