【調理師向け】志望動機の書き方|例文やNG内容も解説

更新日 2024年03月04日 公開日 2024年03月04日

#情報収集 #転職検討/準備 #書類準備

「調理師」は調理師法にもとづく国家資格で、レストランやホテル、病院、介護施設など幅広い職場で活躍できます。また、経験を積むことで飲食店の独立開業も目指すことも可能です。

調理師は料理のスキルだけでなく、食の安全や衛生管理の知識も身に付けているため、非常に需要の高い職種ですが、理想の職場に採用されるには面接の段階でしっかりと自己アピールをする必要があります。

そこで今回は、調理師が志望動機を書くときのポイントや、志望動機に書かない方がよいNG内容、職場ごとの例文について詳しく紹介します。就職・転職を検討している調理師の方は、ぜひお役立てください。

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【調理師向け】志望動機の書き方|例文やNG内容も解説

調理師が志望動機を書くときのポイントは?

就職・転職活動の際、応募先に提出する履歴書には、自身の基本情報とともに「なぜそこで働きたいと思ったのか」を説明する志望動機の記入が必須です。

どれほど学歴・職歴がよくても、志望動機がいい加減だと、評価を大きく落としてしまう可能性があるので注意しましょう。

調理師の就職・転職先は多種多様で、業界によって志望動機の適切な書き方は異なります。ただし、業界に関係なく記載したほうがよい内容もあります。以下の3つは、その代表例です。

●調理師を目指したきっかけ
●調理補助や料理人として働いていたときのエピソード
●これまでの勤務経験で培った調理スキル

ここからは、上記の項目を踏まえた上で、調理師が志望動機を書くときのポイントを3つ紹介します。

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ポイント① 調理師としてのキャリアビジョンを考える

ほとんどの企業・施設は、働くための目標が定まっている人材を求めます。そのため、志望動機を伝える際は、自身のキャリアビジョン、つまりどのような調理師になりたいのかをしっかりとアピールすることが大切です。

例えば、「将来的にはオーナーシェフとして活躍したい」というビジョンを描いているなら、多店舗展開を考えている企業からは有用な人材だと見てもらえるでしょう。調理師としてのキャリアビジョンを考えることは、理想の働き方ができる職場選びにもつながります。

ポイント② 応募先を選んだ理由を伝える

志望動機で欠かせないのが、「その応募先を選んだ理由」です。

企業が応募者に志望動機を聞くのは、熱量や志望度を知るためです。そのため、応募先を選んだ理由があやふやだと、「入社してもすぐに辞めるのでは?」と思われて採用されにくくなる可能性があります。

また、「どの応募先でも通用するような具体性のない内容」を記載するのも避けたほうが無難です。志望動機を書く際は、「その応募先でなければならない理由」をきちんと伝えることを心がけてください。

ポイント③ 自分の強みをアピールする

志望動機は、自分をPRできる絶好の機会です。「応募先で働く場合、調理業務以外にどのようなスキルが求められるのか?」を考えた上で、自分の強みを明確にしておきましょう。

例えば、調理師が活躍する現場は分業体制となるケースも多いため、チームワークや協調性が重視される傾向にあります。加えて、新たなメニューを考案するための探求心や、新鮮で質のよい食材を見分ける能力なども、調理師に求められる大事なスキルと言えるでしょう。

そうした能力や適性のなかに自身の強みと一致するものがあれば、志望動機に積極的に取り入れてください。

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調理師の志望動機でNGな内容

志望動機の内容によっては評価を下げてしまう可能性があるため、あらかじめNGな内容をおさえておきましょう。

●受け身になっている
例:わからないことだらけですが、貴社は教育・研修制度が充実しているため、調理師としてのスキルアップが図れると考え、志望いたしました。
●抽象的な内容になっている
例:自分が調理した食事で、お客様を笑顔にできるシェフになりたいと考えています。
●自分本位な内容になっている
例:理想的な待遇であることと、大好きな街で働けることから貴店を志望いたしました。

調理師の志望動機の例文3つ

最後にレストラン、ホテル、病院・介護施設に応募するときの志望動機例を紹介します。それ以外の職場に就職・転職したい調理師の方にとっても参考になるため、ぜひご覧ください。

レストランに応募するときの志望動機

調理師がレストランに応募するときの志望動機例は、下記の通りです。

私にとって、レストランは特別な場所です。子どもの頃、近所のレストランで月に一度、家族全員で食事するのが本当に楽しみでした。忙しさのせいで笑うことの少なかった父親が、心からの笑顔を見せてくれるからです。そして、自分も料理で誰かに幸せな時間を提供したいと思い、調理師免許を取得しました。実は、調理師の勉強を続けながらレストランめぐりを続けていた際、貴店にも伺ったことがあります。そのとき、味の追求だけでなく居心地のよい空間づくりにこだわる姿勢に感動し、免許を取得したら必ず貴店に応募しようと心に決めました。スタッフの一員として、ぜひ貴店の発展に貢献したいと考えています。

ホテルに応募するときの志望動機

調理師がホテルに応募するときの志望動機例は、下記の通りです。

幼少期から、祖父母が営んでいた飲食店でお客様の笑顔を見るうちに料理愛が強まり、調理師の道を選びました。10年前に家族で貴ホテルを訪れた際、本格的なイタリア料理の味わいや美しい盛り付けに感銘を受けました。また、それ以来「美しい料理を通じてお客さまに感動と喜びを提供したい」という想いが強まったと感じています。

そうした思いを実現するため、イタリアに留学してイタリア料理の基礎を学び、その後の3年間は現地の料理店で調理技術を磨きました。

海外での経験と技術を生かし、お客様に感動を与えられる料理を提供することで、貴ホテルのサービス向上に貢献したいと考えています。

病院・介護施設に応募するときの志望動機

調理師が病院・介護施設に応募するときの志望動機例は、下記の通りです。

幼少期から料理をすることが大好きでした。特に好きだったのが、糖尿病を患っていた祖母のために特別メニューを考えることです。祖母が食事を楽しむ姿を見ているうちに、人々に笑顔と喜びをもたらす食の力に気付くこともできました。その経験から、病院(介護施設)の調理師として活躍することに大きな魅力を感じています。貴院(貴施設)では、患者さま(利用者さま)の健康維持と早期回復を目指して、食事によるサポートにも力を入れていると伺っています。ぜひそのお手伝いをしたいと考えて志望いたしました。

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まとめ

志望動機は、応募先に自身の熱意や保有スキル、実績などをアピールする絶好の場です。

調理師が志望動機を書くときは、「キャリアビジョンを考える」「応募先を選んだ理由を具体的に記載する」「自分の強みをアピールする」の3つが大切です。ただし、業界によって適切な内容は異なるため、今回紹介した例文を参考に、高い評価につながる志望動機を考えてみましょう。

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※当記事は2023年8月時点の情報をもとに作成しています

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