現職で給与交渉する方法!収入を上げるポイント・上手な言い方とは

更新日 2023年05月18日 公開日 2023年04月19日

#情報収集 #転職検討/準備

みなさんのなかにも、「現職の仕事内容には満足しているけれど、給与面に不満を感じている」という方がいらっしゃるのではないでしょうか。自分のスキルや経験値は上がっているのに、何年も同じ給与で働くというのは、誰もが避けたい状況ですよね。もしそうであれば、勤務先との給与交渉を行ってみるのはいかがでしょう。

ただし、給与交渉を成功させるには、交渉のし方やタイミングが重要です。この記事では、給与交渉における準備の方法や言い方・伝え方、注意すべきポイントなどについてご紹介します。今よりも収入を上げたいという方は、スムーズに給与アップを目指すための給与交渉テクニックを身に付けておきましょう!

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現職で給与交渉する方法!収入を上げるポイント・上手な言い方とは

現職の給与交渉術!事前に準備したい3つのポイント

給与交渉をする際は、事前準備が大切です。何も準備をしないで「給与を上げてほしい」と伝えても、会社や施設は応じてくれない場合が多いでしょう。しかし、きちんと事前準備をして、会社や施設を納得させる伝え方ができれば、給与交渉がうまくいく可能性は高まります。

ここでは、給与交渉をする前に、準備しておきたい3つのポイントについてご紹介します。

業界や職種の給与相場を調べる

まずは、業界や職種の給与相場を調べることから始めましょう。もともと平均年収が低い業界や職種の場合、上司に給与交渉をしたとしても、大幅な給与額アップを実現するのは難しいと言えます。自分の業界や職種の相場をチェックして、「給与交渉に応じてもらう余地はありそうか」という点を、あらかじめ確認するようにしましょう。

また、給与相場を調べることは、自分の給与が妥当かどうかを知ることにもつながります。相場よりも低い給与である場合は、積極的に給与交渉に臨んでみましょう。

給与相場については、以下の表にまとめています。ただし、性別や年代は考慮していないため、あくまで参考としてご覧ください。

職種 平均年収
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士 約427万円
看護師 約499万円
臨床検査技師 約496万円
診療放射線技師 約547万円
栄養士 約368万円
その他の保健医療従事者 約423万円
飲食物調理従事者 約333万円

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

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昇給の基準に見合っているかを確認する

次に、社内の人事制度について調べておきましょう。等級制度や評価制度など、会社や施設で定められた基準を知ることで、自分が昇級の基準に見合っているかを確認することができます。

昇給基準とかけ離れた状況で給与交渉を行うと、交渉が失敗するだけでなく、会社や施設からの信用を失ってしまう可能性もあります。無謀な給与交渉は、その後の社内あるいは施設内での評価に響くこともあるので、しっかりと準備することが大切です。

なお、昇給基準に達していない場合は、「会社・施設の業務に貢献するために自分にできることは何か」「いつまでにどのようなスキルを身に付けるべきか」などを検討し、給与アップに向けた明確な目標を立てるのも良いでしょう。

スキルの証明となるエビデンスを用意する

給与交渉を成功させるには、自分のスキルを証明するエビデンス(根拠)を用意することが大切です。

給与交渉に臨む際は、まず自身の資格や経験、実績などを提示することから始めてみましょう。そして、「自分と同じくらいの職務歴、実績の人は、平均してこれくらいの給与をもらっている」という流れで話を進めます。そうやって、エビデンスに基づいた交渉をすることで、会社や施設はこちらの言い分に理解を示しやすくなるはずです。

あわせて、「自分に求められた役割以上の成果を上げている」などの点をアピールできると、給与交渉でプラスに働くでしょう。

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現職の給与交渉は誰にどのタイミングで言う?

給与交渉は、はじめに直属の上司に伝えるのが良いでしょう。上司に相談する前に人事に相談してしまうと、上司の面目を潰しかねないため、できるだけ避けてください。直属の上司に交渉をした結果、話が前に進まないようであれば、人事に直接掛け合うことを考えましょう。

給与交渉では、タイミングも重要です。タイミングを見誤ると、上司や人事からの印象が悪くなってしまう可能性があります。タイミングとしては、経験年数やスキルが上がり、会社や施設への貢献度が増したあたりがベストでしょう。また、仕事で大きな成果を上げたタイミングであれば、会社から好印象を持たれているため、給与交渉を積極的に進められるチャンスとなります。

現職の給与交渉の言い方・伝え方

給与交渉の場では、穏やかな口調で希望を明確に伝えることが大切です。希望の給与が不明確なまま、「給与を上げてほしい」とだけ伝えても、こちらの真意が伝わりません。自分の希望は遠慮することなく、はっきりと伝えるようにしましょう。

希望を伝える際にも、エビデンスとして具体的な数字を使うと効果的です。自分のスキルや貢献度、同業他社の給与水準との比較など、説得するための武器となる数字を用意しておくと、交渉がスムーズになるでしょう。

ただし、説得材料として家庭の事情を持ち出すのは、避けたほうが無難です。親の介護や子どもの教育といった家庭の事情は、企業には一切関係ありません。給与交渉をする上で重要なのは、企業に対してどれだけ貢献できているかをアピールすることです。

なお、給与交渉が受け入れられなかった場合は、代替案を提示する方法もあります。勉強のための休暇取得や希望部署への異動など、自分の能力アップにつながるような提案をしてみると、タイミングによっては通る可能性もあるでしょう。

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現職の給与交渉がうまくいかない時は?

在籍している会社や施設が、評価基準を明確に決めていたり、スキルアップを支援する制度が整っていたりする職場であれば、給与交渉の余地はあります。

しかし、会社や施設によっては、どれだけ事前準備をしても、給与交渉がうまくいかない場合があります。交渉の結果、「現職のままでは給与アップを望むのが難しい」と感じたら、転職を視野に入れてみるのも1つの方法でしょう。転職で、今までの経験やスキルをしっかりアピールできれば、給与が大幅に上がる可能性もあります。

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転職活動で給与を交渉する際の注意点

転職活動のなかでも、給与交渉をすることはできます。提示された給与が現職や前職よりも低かったり、自分のキャリアやスキルと見合っていないと感じたりした場合は、条件交渉の段階で給与交渉をしてみると良いでしょう。

ここでは、転職活動で給与交渉をする際に気をつけたいポイントについてお伝えします。

能力以上の給与を希望しない

自身のスキルを過大評価したり、根拠なく高い給与を要求したりすると、市場価値を把握できていない人、自己分析ができていない人と判断されかねません。自分の能力以上の条件は、できるだけ提示しないようにしましょう。

転職活動で伝えなければいけないのは、自分自身が、就職を希望する企業・施設に貢献できる人材だということです。気合いや意欲を示すだけでは、給与アップにはつながらないので、必ず根拠のある実績やスキルをアピールするようにしてください。

一次面接で給与や待遇について質問しすぎない

一次面接では、給与や待遇面について質問をしすぎないことが大事です。一次面接から給与面の質問ばかりしていると、「給与や待遇にしか興味のない人」だと思われて、悪い印象を与えてしまう可能性があります。また、面接官のなかには、転職者ほうから給与の希望額を述べることを嫌う人もいるため、注意が必要です。

給与や待遇について質問がある場合は、会社・施設のビジョンや仕事内容について質問をした後に切り出すのが良いでしょう。

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まとめ

現職で給与アップを目指したい方は、きちんと事前準備を行った上で給与交渉をしてみましょう。準備不足だったり、タイミングを見誤ったりすると、会社や施設に悪い印象を与えてしまう可能性もあるので、注意が必要です。会社や施設が給与交渉に応じてくれない場合は、転職エージェントを活用して転職活動を行うのも1つの方法です。転職エージェントが、活動をしっかりサポートしてくれるため、給与交渉、条件交渉もスムーズに進められるでしょう。

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※当記事は2022年4月時点の情報をもとに作成しています

監修者プロフィール

マイナビコメディカル編集部

 

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履歴書や職務経歴書の書き方から、マイナビコメディカルサイト内での求人の探し方のコツや、転職時期ごとのアドバイス記事などを掲載。
転職前の情報収集から入職後のアフターフォローまで、転職活動の流れに添ってきめ細やかなフォローができる転職支援サービスを目指しています。

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