鍼灸師は副業可能?おすすめの副業やメリットを紹介

更新日 2023年12月19日 公開日 2023年12月19日

#情報収集 #転職検討/準備

鍼灸師は、国家資格であるはり師ときゅう師の資格を取得したうえで、鍼灸の施術を行う職業です。

鍼灸師の方のなかには、「鍼灸師として働きながら、空いた時間で副業をしたい」と考えている方がいるかもしれませんが、鍼灸師は副業が可能なのでしょうか? 答えはYESで、鍼灸師は専門知識を生かして、副業をすることができます。

当記事では、鍼灸師の副業について取り上げ、おすすめの仕事や副業を行うときの注意点などを解説します。鍼灸師の副業には、収入アップの他にもさまざまなメリットが存在するので、副業に興味のある鍼灸師の方は、ぜひ当記事を参考にしてください。

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鍼灸師は副業可能?おすすめの副業やメリットを紹介

鍼灸師は副業できる?

鍼灸師は、はり師・きゅう師の資格を生かして、副業をすることが可能です。ただし、鍼灸師として副業を行うにあたっては、気を付けなければいけない点が2つあります。

職場で副業が認められているかを確認する

副業が認められているかどうかは、職場の規則によります。正社員として勤務している場合は、担当者に確認するか、労働契約書や就業規則に目を通してみましょう。

もう1つ注意しなければならないのが、副業先の就業規則です。治療院によっては、副業としての勤務を禁止していることもあるため、別の治療院との掛け持ちを希望する際は、あらかじめ「副業での勤務希望」と伝えることが大切です。

なお、「職場が副業を禁止しているけれど、どうしても副業したい」という場合は、転職を視野に入れる必要が出てきます。会社の規則に違反すると、減給や解雇になるケースもあるため、「バレなければ大丈夫」という安易な考えで副業をするのは控えましょう。

体調管理はしっかりと行う

本業とは別に副業をする場合、体調管理に気を付けなくてはなりません。先に「職場によっては副業を禁止している」と説明しましたが、副業を禁止する理由として挙げられるのは「働きすぎによる本業への支障」です。そのため、副業をするにあたっては「本業に迷惑をかけない」ということが重要なポイントとなるでしょう。副業が忙しすぎて体調を崩してしまうことがないよう、スケジュール調整にも気を付けましょう。

また、鍼灸師は体力や集中力、患者さまへの気遣いが必要な仕事です。施術中は体に負担がかかる姿勢をとることも多く、肩や腰に疲れがたまりやすくなります。鍼灸にいらっしゃる患者さまは、何かしらの不調を抱えているため、精神的な気遣いも必要でしょう。だからこそ、副業をする場合は、自分の体のメンテナンスもしっかりと行うようにしてください。

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鍼灸師におすすめの副業3選

鍼灸師として働きながら、副業を考える理由は人それぞれです。

  • ・収入を今より増やしたい
  • ・将来の開業資金を貯めたい
  • ・休日を充実させたい
  • ・転職に向けてスキルアップしたい

どういった副業を選ぶとよいかは、「なぜ副業したいのか?」によっても異なります。ここからは、鍼灸師が行いやすい3つの副業について解説しましょう。

パートやアルバイトで他の院と掛け持ちする

鍼灸師の資格を生かしたい場合は、パートやアルバイトとして鍼灸院や接骨院を掛け持ちする方法があります。

マイナビコメディカルのサイトでも、鍼灸師が非常勤として働ける求人は多く見られます。職場によってはシフト制で勤務時間を相談できるため、そうした職場を選べば、本業との両立がしやすいでしょう。

ちなみに、本業と別の職場で働くメリットは、収入だけではありません。別の職場でこれまでと違った考え方・やり方を学べば、鍼灸師としての知識・スキルが向上する可能性もあるでしょう。興味のある方は、勤務先に確認・許可を取ったうえで、掛け持ちを検討してみてください。

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訪問鍼灸を行う

要介護者の居宅を訪問して鍼灸施術を行う、「訪問鍼灸」もおすすめの副業です。訪問鍼灸では、歩くことが困難なために鍼灸院への通院ができない方や、施設に入所している要介護者の方に施術を行います。

高齢者の場合、体への負担を考えると施術時間は15〜20分程度が適切だとされており、施術前後のカウンセリングを含めて、1回の訪問は30分程度だと考えるのがよいでしょう。

訪問鍼灸は、短時間で施術が終わるため副業として働きやすい他、施術件数を本業の勤務に合わせて調節できるのもメリットです。

資格を生かして在宅ワークを行う

副業として、他の施設と掛け持ちするのが難しい場合は、鍼灸師の資格を生かした在宅ワークを行う方法もあります。たとえば、自身のスキルを提供してお金を得る「スキルシェアサービス」を利用すれば、自宅にいながら無理なくダブルワークができるでしょう。スキルシェアサービスは、インターネットを通じてサイトに登録するだけで、誰でも簡単に始められます。

在宅ワークの種類としては、鍼灸師の知識や資格を生かして記事を書くWEBライター、国家試験合格を目指す学生へのアドバイザーなどが挙げられます。鍼灸師は国家資格なので、専門性の高さを武器に、新しいジャンルの仕事に挑戦してみるのもよいでしょう。

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鍼灸師が副業を行うメリット

鍼灸師が行える副業にはさまざまな種類があり、比較的簡単に始められます。では、鍼灸師の副業には、どのようなメリットがあるのでしょうか。以下では、鍼灸師が副業するメリットについて、代表的なポイントを3つ紹介します。

収入アップを目指せる

厚生労働省の資料によると、鍼灸師を含む「その他の保健医療従事者」の平均年収は約423万円となっています。

平均給与 約423万円
男性の平均給与 約437万円
女性の平均給与 約395万円

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

ただし、上記はあくまで平均値であり、職場によっては鍼灸施術の内容や指名料などで、収入が違ってきます。なかには、歩合制で給与が支払われる職場もあり、月によって収入が変動するケースもあるでしょう。

いずれにしても、思うような収入を得られていない場合は、副業によって収入をアップさせることが可能です。鍼灸師の資格を生かせば、通常のダブルワークよりも高い報酬が得られる可能性もあるので、副業を上手に活用して収入アップを目指しましょう。

独立のための準備になる

鍼灸師の副業は、将来独立開業するための準備としても役立ちます。鍼灸師として、独立開業を目指すためには、開業資金が欠かせません。店舗を構えるとなると、物件の契約だけでも相当な費用が必要となるでしょう。そうした資金を貯めるために、副業で収入を得るのも1つの方法です。

また、独立開業にあたっては、経営や集客に関する知識や経験も身に付けなくてはなりません。副業を通じて他の職場に勤務したり、他の業種の方と接点を持ったりすることは、将来に役立つ知識・経験を身に付けるチャンスと言えるでしょう。

独立開業を目指す方は、副業として複数の接骨院や鍼灸整骨院への勤務をおすすめします。さまざまな考え方、やり方を学びながら収入を得られるのは、鍼灸師の副業として大きな魅力ですよ!

空いた時間を有効活用できる

空いた時間や休日に副業を行うと、時間を有効に活用できます。本業とは違う職場で働くことで、新たな発見や気付きがあるかもしれません。施術や接客の違いを知ることは、自身のスキルチェックにもつながるでしょう。

さらに、空いた時間に活動することで、人脈が広がる可能性もあります。鍼灸師の場合、仕事関係者以外の人脈を広げる機会がさほど多くありません。そのため、空き時間に副業することで人脈を開拓し、自身の視野を広げたりスキルアップにつなげたりできるのは、大きなメリットと言えます。

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まとめ

鍼灸師の副業には、他院との掛け持ちや訪問鍼灸、在宅ワークなどさまざまな種類があります。国家資格であるはり師・きゅう師の資格を生かすことで、収入の高い副業が見つかる可能性もあるでしょう。ただし、副業をするときは、職場の就業規則で「副業が禁止されていないか」を確認することが大事です。

職場の就業規則にかかわらず「ダブルワークをやってみたい」という場合は、転職を検討するのも1つの方法です。鍼灸師の方が転職を希望する際には、ぜひマイナビコメディカルをご活用ください。マイナビコメディカルでは、専任のキャリアアドバイザーが希望のキャリアプランを踏まえたうえで、しっかりと転職をサポートいたします。

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※当記事は2023年2月時点の情報をもとに作成しています

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