医療事務認定実務者(R)とは?取得するメリット・勉強方法も紹介

更新日 2024年01月12日 公開日 2024年01月12日

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医療事務の資格には、日頃の業務に役立つものが数多くあります。医療事務認定実務者(R)もその1つで、取得することで医療事務としての就職・転職活動に有利になる可能性もあります。医療事務を目指している方や、医療事務へのキャリアチェンジを考えている方は、医療事務認定実務者(R)の概要やメリットについて、しっかりチェックしておきましょう。

当記事では、医療事務認定実務者(R)の概要や取得するメリット、他の医療事務関連資格との違いなどについて詳しく解説します。資格試験の合格に向けた勉強方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください!

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医療事務認定実務者(R)とは?取得するメリット・勉強方法も紹介

医療事務認定実務者(R)とは?

医療事務認定実務者(R)は、医療事務に関する基礎知識と診療報酬請求業務の能力が身に付いていることを証明する資格です。2016年に創設された比較的新しい資格であり、「全国医療福祉教育協会」が認定試験を実施しています。

(出典:全国医療福祉教育協会「医療事務認定実務者試験」/http://iryou-shikaku.jp/exam/certified_practitioners.php

医療事務認定実務者(R)の試験は、大学生や医療機関に勤務している方の受験割合が高いことが特徴です。男女別・年代別に見ると、20~30代の女性が多くなっています。

試験で問われるのは、医療現場で求められる事務知識と診療報酬明細書(レセプト)作成技能です。事務知識では、接遇・マナーや医療機関の各種制度(医療法、医師法、医療保障、介護保険など)、医療事務の業務、診療報酬請求といった、現場での業務に必要な知識を学習します。

ここでは、医療事務認定実務者(R)を取得するメリットと、他の医療事務関連資格との違いについて解説します。

医療事務認定実務者(R)を取得するメリット

医療事務認定実務者(R)を取得するメリットは、下記の通りです。

  • ・レセプト業務の知識と技能が身に付く
  • ・就職・転職活動で即戦力として働けることをアピールできる

レセプト業務とは、診察報酬明細書(レセプト)を作成・点検し、関係機関に診察報酬の請求を行う作業です。レセプト業務では、患者さま1人ひとりの診療点数を算定して、診療報酬明細書を作成・点検する必要があるため、専門知識はもちろんミスを起こさない正確なスキルも求められます。

医療事務認定実務者(R)の資格を取得していると、「医療事務の基礎知識があり、レセプト作成などの必要なスキルが身に付いている」とみなされるため、就職や転職の際には、医療現場で即戦力として働けることをアピールできるでしょう。

他の医療事務関連資格との比較

医療事務関連の資格には国家資格がなく、すべて民間資格となっています。医療事務関連の資格は種類が多いため、「どれを受験すべきか?」で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

医療事務関連の資格は、それぞれに「求められる技能」や「難易度(合格率)」が異なるので、その点に注意しながら自分に合った資格を選ぶことが大事です。以下では、医療事務認定実務者(R)や他の医療事務関連資格において、求められる技能・合格率を紹介します。

資格名 求められる技能 合格率
医療事務認定実務者(R) ・医療事務の基礎知識
・レセプト作成能力
79.1%
(※1)
診療報酬請求事務能力認定試験 ・医療事務の基礎知識
・レセプト作成能力
・医療関連法規の知識、通知書の読解力
医科:37.5%
歯科:35.5%
(※2)
医療事務技能審査試験 ・医療事務の基礎知識
・レセプトの点検能力
・患者さんへの対応能力
非公開
(※3)
2級医療秘書実務能力認定試験 ・医療事務の基礎知識
・医学の基礎、関連法規の知識
・患者さんへの対応能力
・レセプト作成能力
71.0%
(※1)
医科2級医療事務実務能力認定試験 ・医療事務の基礎知識
・レセプト作成能力
・診療報酬に関する知識
61.0%
(※1)

(※1 出典:全国医療福祉教育協会「2020年度 実務能力認定試験 試験実績」/http://iryou-shikaku.jp/exam/performance.php

(※2 出典:日本医療保険事務協会「試験実績」/https://www.iryojimu.or.jp/exam/records.php

(※3 出典:日本医療教育財団「医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®)」/http://www.jme.or.jp/exam/mc/index.html

「医療事務の基礎知識」は、ほとんどの資格で求められる項目となっています。なお、医療事務認定実務者(R)は、他の医療事務の関連資格に比べて難易度が低く、取得を目指しやすい資格です。

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医療事務認定実務者(R)試験の概要

医療事務認定実務者(R)は、レセプト作成能力を身に付けたい方や医療事務初心者に人気があります。医療事務認定実務者(R)の試験概要は、下記の通りです。

受験資格 特になし
受験料 5,000円
試験形式・試験時間 マークシートによる学科試験と実技試験(90分)
試験内容・出題範囲 <学科試験>
接遇とマナーに関する知識
医療機関における各種制度に関する知識
医療事務業務に関する知識
診療報酬請求に関する知識<実技試験>
レセプト作成
合格基準 学科試験・実技試験それぞれ正答率6割以上
合格率 おおむね60~80%
試験日 年12回(毎月下旬)

(出典:全国医療福祉教育協会「医療事務認定実務者(R)試験」/http://iryou-shikaku.jp/exam/certified_practitioners.php

学科試験では、「医療機関での接遇とマナー」「医療法と医療法施行規則」「レセプト作成の基本」などが出題されます。実技試験では、「点数算定の計算」「時間外等の加算」「小児に関する加算」への理解が求められるでしょう。

試験当日は、参考書や必要な書類などを持ち込むことができます。効率よく問題を解くためにも、使い慣れた参考書やレセプト作成に必要な点数表を用意してみましょう。

医療事務認定実務者(R)試験には、在宅試験・会場試験の2つがあります。試験場所の選択基準は、下記の通りです。

  • ・在宅試験:一般受験する人、認定機関の通信講座受講生
  • ・会場試験:対象の通学受講生

会場試験の場合は、講座を実施するスクールの教室が試験会場となります。

医療事務認定実務者(R)試験の勉強方法

医療事務認定実務者(R)の資格取得を目指すためには、自分に合った勉強方法を選ぶことが大事です。

医療事務認定実務者(R)試験に臨む際の主な勉強方法としては、次の3つが挙げられます。

独学 ・参考書やテキストなどの教材を購入して勉強する
・問題集や過去問を解いて知識を身に付ける
通信講座 ・通信制の講座を利用して勉強する
・短期間で合格を目指せるような学習スケジュールが組まれている
通学講座 ・専門学校や資格スクールに通って勉強する
・講師に質問して分からない部分を克服できる

医療事務認定実務者(R)試験は、独学で資格取得を目指すこともできます。ただし、独学の場合は、自分の力で計画的に勉強を進めなければなりません。

通信講座と通学講座では、学習サポートや就職支援を受けられる一方、学費などの費用が高くなるというデメリットもあります。

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医療事務認定実務者(R)取得後におすすめの資格は?

医療事務認定実務者(R)は、医療事務に関連する資格のなかで入門的な資格です。取得後は、レベルアップやスキルアップを目指して、さらに難易度が高い資格の取得を目指すのもよいでしょう。

医療事務認定実務者(R)の取得後におすすめしたい資格は、「医療事務技能審査試験」「医療事務管理士技能認定試験」「診療報酬請求事務能力認定試験」の3つです。

ここでは、それぞれの資格概要と取得するメリットを解説します。

●医療事務技能審査試験
医療事務技能審査試験は、医療事務関連資格のなかでも知名度が高く、資格を取得することで「メディカルクラーク」の称号が与えられます。医療事務認定実務者(R)と比べて難易度が高く、就職・転職においても有利になる傾向です。学科試験は医療保険制度、高齢者医療制度、公費負担医療制度など全7科目から出題され、実技試験では窓口対応に必要な、患者さまとのコミュニケーション能力が問われます。

●医療事務管理士(R)技能認定試験
医療事務管理士(R)技能認定試験は、日本で初めて登場した医療事務の技能を証明する資格で、一般診療科向けの「医科」、歯科向けの「歯科」の2種類があります。資格取得後は、病院・クリニックだけではなく、保険調剤薬局や保険請求審査代行機関でも活躍できるでしょう。学科試験は法規、保険請求事務、医学一般から出題され、実技試験ではレセプト作成、レセプト点検が出題されます。

●診療報酬請求事務能力認定試験
診療報酬請求事務能力認定試験は、医療事務の最高峰試験といわれる資格です。難易度は高いものの、就職や転職で高い知識・スキルをアピールできるほか、資格給が出る医療機関もあります。試験では各種保険制度の知識に加えて、医学・薬学の基礎知識なども問われるため、合格には幅広い学習が必要です。

上記3つのほかにも、医療事務に役立つ資格はたくさんあります。医療事務認定実務者(R)取得後に、他の資格の取得を目指す場合は、取得のメリットや難易度を比較しながら考えるとよいでしょう。

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まとめ

医療事務認定実務者(R)を取得することで、医療事務に関する基礎知識とレセプト業務の技能が身に付きます。そのため、就職・転職活動では即戦力であることをアピールできるでしょう。

医療事務認定実務者(R)試験に向けた勉強方法としては、独学・通信講座・通学講座の3つが挙げられます。それぞれの勉強方法について、メリット・デメリットを比較しながら、自分に合った方法を選びましょう。

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