柔道整復師になるには?資格取得方法・必要な費用相場を解説!

最終更新日:2021年12月17日
 公開日:2021年12月1日

柔道整復師とは、整骨院や接骨院の先生としてお客様のケガに対する施術や運動指導を行う職業です。骨折や脱臼、打撲、ねんざなどのケガに対し、出血を伴わない施術方法の「非観血的療法」で施術を行います。

近年では整骨院や接骨院だけでなく、介護・福祉分野でも求められることが多く、高齢化社会が進んでいることから需要が急激に高まっていることも大きな魅力です!

そこで今回は、柔道整復師になるための方法として、資格の取得方法や必要な費用、さらに社会人の方が柔道整復師を目指すポイントを詳しく解説いたします。

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柔道整復師になるには?資格取得方法も解説!

柔道整復師は、法律でお客様の骨折や脱臼、打撲、ねんざなどのケガを改善に向けて施術するなどの医療行為が認められた職業です。いわゆる「整骨院や接骨院の先生」ですが、近年では介護・福祉業界やスポーツ業界においても需要が高まっています。

また、柔道整復師と同様のフィールドで活躍できる、似たような職業に整体師があります。整体師は主に医療行為ではなく民間療法を行う職業であり、民間資格取得者です。柔道整復師になるには国家資格が必要で、保有スキルや知識に大きな違いをもっています。柔道整復師の国家資格がなければ、医療行為を行うことができません。

  • 第十五条
    医師である場合を除き、柔道整復師でなければ、業として柔道整復を行なつてはならない。

(引用:厚生労働省「柔道整復師法」/https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000106907.pdf

柔道整復師は国家試験を受けて合格し、国家資格を取得する必要がありますが、柔道整復師の国家試験にも受験資格が必要となります。下記は、柔道整復師として就職するまでのステップです。

STEP1 柔道整復師国家試験の受験資格を得る
STEP2 柔道整復師国家試験に合格する
STEP3 就職活動を行う

ここからは、ステップごとにそれぞれ詳しく解説いたします。

【STEP1】柔道整復師国家試験の受験資格を得る

柔道整復師になるには、毎年3月に行われる国家試験に合格し、国家資格を取得しなければなりません。柔道整復師国家試験は筆記試験のみで、実技試験は不要です。そして、国家試験を受けるためにはまず定められた受験資格を得る必要があります。

柔道整復師国家試験の受験資格を得るには、高校卒業後、柔道整復師養成課程・柔道整復師学科のある専門学校や4年制大学または3年制短期大学で基礎科目と実技を修得しなければなりません。一般大学の卒業者や社会人の場合においても同様です。

なお、高校に進学していない中卒者の場合は、高卒と同様の学歴が必要となります。高校に通いなおして卒業するか、高等学校卒業程度認定試験に合格しなければ、柔道整復師の養成校に入学できないことを覚えておきましょう。

【STEP2】柔道整復師国家試験に合格する

柔道整復師養成課程・柔道整復師学科のある専門学校や4年制大学または3年制短期大学で基礎科目と実技を修得し、柔道整復師国家試験の受験資格を得られれば、毎年3月に実施される国家試験を受けられます。この国家試験に合格しなければ、柔道整復師資格を得ることができません。

柔道整復師国家試験の試験科目は、下記の通りです。

  • ・解剖学
  • ・生理学
  • ・病理学概論
  • ・運動学
  • ・一般臨床医学
  • ・外科学概論
  • ・関係法規
  • ・衛生学・公衆衛生学
  • ・整形外科学
  • ・リハビリテーション医学
  • ・柔道整復理論

実際の試験問題では、上記の試験科目から120問程度の問題が出されます。解答時間は2時間30分で、マークシート形式となっています。

参考程度に、2021年に実施された第29回柔道整復師国家試験の受験者数は4,561名で、試験合格者数は3,011名、合格率は66%でした。前年度の第28回柔道整復師国家試験の合格率は64.5%であることから、柔道整復師国家試験内容の難易度は決して低いとは言えないでしょう。

(出典:公益財団法人柔道整復研修試験財団「 1.柔道整復師国家試験の実施」/https://www.zaijusei.com/introduction_1_shiken.html

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【STEP3】就職活動を行う

柔道整復師の国家試験を受けたあとは、就職活動に本腰を入れます。柔道整復師は、整骨院や接骨院だけなくさまざまな職場で活躍することが可能です。

整骨院・接骨院
整骨院・接骨院は、柔道整復師の最も人気のある就職先です。骨折やねんざなどのケガをしたお客様に対し、医療行為を伴う施術や後療法、指導管理などを行います。また、柔道整復師には開業権があるので、整骨院・接骨院で数年経験を積んでから独立する人も多くいらっしゃいます。
病院
柔道整復師は、病院(主に整形外科)でも活躍することが可能です。柔道整復師として医療スタッフ・チームの一員となり、骨折をしたお客様のリハビリテーション業務を行います。
介護・福祉施設
介護・福祉施設で働く柔道整復師は、基本的に「機能訓練指導員」として業務にあたることが基本です。お客様に対する施術はメインとせず、施設の利用者に向けたリハビリ業務や健康管理を行います。
スポーツトレーナー
柔道整復師は、スポーツトレーナーとして働くことも可能です。スポーツトレーナーとひとくちに言っても活躍分野や仕事内容によって「アスレティックトレーナー」「コンディショニングトレーナー」「メディカルトレーナー」などがあり、得意分野をより活かすこともできます。

活躍フィールドによって勤務環境や仕事内容は大きく異なるので、どの職場が自分に適しているかを考えたうえで就職先を選びましょう。

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柔道整復師になるために必要な費用は?

柔道整復師になるために必要な費用として、主に学費・国家試験の受験料が挙げられます。双方を足すと、柔道整復師養成施設に入学してから卒業するまでに約400万~500万円が必要となります。

それぞれの内訳例は、下記の通りです。

費用項目の例 費用の例
入学金 300,000円
授業料(3年間) 3,500,000円
設備教材費・実習費 250,000円
国家試験受験手数料 16,500円
合計 4,066,500円

学校によっては、募集方法ごとに学費減免制度が設けられていたり、全納・分納を柔軟に選択できたりします。

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社会人が柔道整復師を目指す際のポイント

多くの柔道整復師養成施設では、高校卒業したての方だけでなく社会人の方も積極的に募集しています。実際に、すでに社会人として働いていた人が柔道整復師を志し、柔道整復師養成施設に入学・卒業して柔道整復師として活躍し始めるケースも多いです。

そこで次に、社会人が柔道整復師を目指す際のポイントを、「学校選び」「就職先選び」に分けてご説明いたします。

学校選びのポイント

数ある柔道整復師養成施設には、夜間部を設けていたり学費支援・就業支援を行っていたりなど、柔道整復師を目指す社会人に向けた施策を打ち出しています。社会人が柔道整復師を目指すのであれば、このように社会人向けの施策を打ち出した学校がおすすめです。

夜間部がある学校を選ぶ
夜間部(夜間コース)のある学校であれば、社会人として昼間は働きながら、柔道整復師を目指すために必要な勉強を行うことができます。
学費支援がある学校を選ぶ
多くの柔道整復師養成施設では、入学を希望する人の経済的な負担を軽減すべく、教育ローンや学費分納制度を設けています。このような学費支援がある学校であれば、経済的余裕がない社会人でも安心して入学できるでしょう。
就業支援がある学校を選ぶ
多くの柔道整復師養成施設では、卒業後の就職をサポートしています。すでに社会人として働いていた人にとって、就業支援がある学校はジョブチェンジの第一歩を踏み出しやすくなるでしょう。

またほとんどの養成校では、実際の学校の雰囲気や方針を把握してから学校選びができるよう、学校説明会やオープンキャンパスを開催しています。オープンキャンパスでは学校案内・学校見学から体験授業まで行えるので、数ある養成校の比較検討がしやすくなるでしょう。

就職先選びのポイント

社会人として働いていた人が柔道整復師の国家資格を取得して就職先を選ぶ際は、下記2つのポイントをおさえることをおすすめします。

自身が描くキャリアに合った職場を選ぶ
柔道整復師を目指す人の多くは、大きな目標やキャリア像を持っているはず。就職先を選ぶ際は、自身の描くキャリアに合わせて適切な職場を選びましょう!

たとえば、整骨院・接骨院の独立開業を目指すなら、人気のある整骨院・接骨院がおすすめです。独立開業には技術力だけでなく、経営力やマーケティング力・集客力も必要となります。これらのさまざまな知識を得るためには、多くのお客様が通う人気の整骨院・接骨院で働くことが最もスムーズと言えるでしょう。

柔道整復師の就職に強いキャリアアドバイザーに相談する
社会人として働き、夜間など空いた時間に通学している場合は、就職先探しにかけられる時間の余裕がないことも。焦って就職先を探すと、ベストな選択ができない可能性が高まってしまうので、柔道整復師の就職に強いキャリアアドバイザーへの相談がおすすめです。

キャリアアドバイザーに自身の理想を伝えたうえで相談すれば、理想に近い求人情報のみを紹介してもらえるので、就職先選びの効率化に大きくつながるでしょう。

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まとめ

整骨院や接骨院の先生として主に活躍している「柔道整復師」は、今後も介護・福祉分野において需要が高まる職業とも言われています。

柔道整復師になるためには、高校卒業後、柔道整復師養成施設での課程を修了して国家試験の受験資格を得てから、国家試験に合格しなければなりません。難易度は決して易しいとは言えないものの、しっかり通学して勉強を積み重ねれば、必ず合格できるでしょう!

柔道整復師にはあらゆる活躍フィールドがあり、全国にも多数の求人が掲載されています。自分に合った就職先選びをしたいという人は、ぜひマイナビコメディカルの無料転職サポートをご利用いただければ幸いです。専属のキャリアアドバイザーが、ぴったりの求人をご紹介いたします!

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