【医療事務志望者向け】履歴書の書き方と確認するべき点を紹介!
医療事務の求人に応募する際は、ほかの業種・職種と同様に「履歴書」の提出が求められます。履歴書を作成する際には、基本的な書き方を理解した上で、より効果的に自分をアピールできる内容を考えておくようにしましょう。
当記事では、医療事務の履歴書の基本的な書き方や、作成する際の注意点について解説します。経験者・未経験者別の志望動機を書く際のポイントや例文も併せて確認し、スムーズな内定につながる履歴書を作成しましょう!
通過するための志望動機とは?
目次
1.【医療事務向け】履歴書を作成する際の基本事項
求人の応募に必要な履歴書を準備する場合、まず履歴書の種類やフォーマットについて押さえておくことが大切です。
それぞれの特徴を踏まえた上で、自分が記載したい内容に合った履歴書を選びましょう。履歴書のフォーマットは、「JIS規格」と「JIS規格以外(自由タイプ)」の2種類に大別できます。
JIS規格 |
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標準的な工業基準である「JIS規格」に基づいたフォーマットの履歴書です。履歴書の形式が特に指定されていない場合や、使用するフォーマットに迷った場合は、このタイプを選択するとよいでしょう。 |
JIS規格以外 |
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JIS規格のフォーマットとは各欄の大きさや項目の内容が異なる形式の履歴書です。志望動機欄や自己PRのスペースが大きい履歴書など、さまざまなタイプがあるので、用途に合った種類を選びましょう。 |
履歴書を提出する主な方法には、「郵送」「面接時に手渡し」「メールに添付」の3つが挙げられますので、応募先が指示する方法で提出しましょう。また、提出前に履歴書のコピーを取れば、面接対策に履歴書を活用できるので、手元に保管しておくことをおすすめします。
1-1.【項目別】履歴書の書き方
履歴書のフォーマットや提出方法を決めたら、誤字・脱字がないよう履歴書の作成を丁寧に進めていきましょう。ここでは、履歴書の各項目におけるポイントや注意点をご紹介します。
(1)日付 |
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履歴書を提出する日付(郵送で提出する場合は投函日)を記入しましょう。 |
(2)氏名 |
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名字と名前の間にスペースを入れて読みやすくすることが大切です。 |
(3)生年月日・年齢 |
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履歴書全体で西暦・和暦を統一するようにしましょう。 |
(4)住所・連絡先 |
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都道府県から記入し、番地やマンション名も省略せずに書きましょう。連絡先には、連絡のつきやすい電話番号を記入してくださいね。 |
(5)写真 |
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写真裏面に氏名と撮影日を記入した上で、履歴書に貼り付けましょう。なるべく、半年以内に撮影した写真を使用するとよいでしょう。 |
(6)学歴・職歴 |
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学校名や勤務先名は正式名称で記入してください。学歴・職歴の最後には「現在に至る」と記入した上で、次の行に右寄せで「以上」と書いておきましょう。 |
(7)資格・免許 |
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取得順に資格名(正式名称)を記載しましょう。 (例:「医療事務技能審査試験」「診療報酬請求事務能力認定試験」) |
(8)志望動機 |
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医療事務を志した理由や、応募先を志望した理由について記載しましょう。 |
履歴書は記載内容だけでなく、読みやすさや正確さも大切なポイント。完成したら読み返して誤字脱字がないかチェックし、不自然な部分がないか家族や友人に読んでもらいましょう!
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2.【医療事務向け】履歴書の志望動機の書き方
履歴書の志望動機欄では、志望先の理念や方針と自分の価値観がマッチすることをアピールするとよいでしょう。給料や休みなどの待遇面に関する内容を記入すると、やる気のない印象やマイナスイメージを与えてしまう場合も。やる気や熱意の強さ、ご自身の強み・魅力を示せる志望理由を記載してくださいね。
ここでは、医療事務を目指している人に向けて、履歴書の志望動機の書き方を解説します。
2-1.医療事務の仕事に就きたい理由を書く
医療事務未経験者の場合、医療事務の仕事を志望する理由の説明は非常に重要です。医療事務に関連する資格を取得している場合は、取得した目的や仕事に対する意欲も併せて伝えるとよいでしょう。
【未経験者向けの例文】 |
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私は、定期的に通院する父に付き添い、医療機関に行く機会が多くありました。毎回のように、医療事務の人から心強い言葉で励まされたことが非常に印象に残っております。このような経験から、病気やケガで不安になっている患者様をサポートできる立場に興味を持つようになりました。
大学では経済学を学び、日商簿記1級を取得しております。正確性やスピード性もレセプト業務に生かせると思い、医療事務の仕事を志しました。 |
【医療事務としての業務経験がある人向けの例文】 |
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私は子どもの頃、体が弱く体調を崩しやすかったため、病院やクリニックによく通院しておりました。医療事務の人の優しい言葉や笑顔、温かな心遣いに励まされたことをきっかけに医療事務を志望いたしました。
人とのコミュニケーションが好きで、仕事の正確性にも自信があったため、前の職場では受付業務やクラーク業務などの業務全般にやりがいを感じながら取り組みました。しかし、担当業務を行う中で知識やスキルの不足を痛感することも少なくなく、知識・スキル不足を克服するために「診療報酬請求事務能力認定試験」の資格を取得いたしました。 これまでの経験や資格取得のための勉強で身につけた知識・スキルを生かし、医療事務としてのキャリアアップ・スキルアップを図りたいと考えております。 |
2-2.「なぜその場所で働きたいのか」を書く
医療事務が活躍できる医療機関は数多くあるので、応募先の医療機関で働きたい理由を明確にする事が大切です。求人票やホームページなどを事前に確認し、施設の現在までの歩みや診療方針・基本理念などから共感できるポイントを探しておきましょう。
【例文】 |
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さまざまな診療科を抱える総合病院である貴院は、約50年にわたって地域の健康維持・向上に貢献しており、地域の患者様から厚い信頼を得ています。私も貴院のスタッフとして、各診療科における診療報酬や患者様への接遇・接客について学びながら、地域密着の診療を支える一員となりたいと思い、貴院を志望いたしました。 |
2-3.生かせる経験や能力を書く
医療事務経験の有無にかかわらず、これまでの学生経験・社会人経験を通して身につけた能力・スキルをどのように生かしたいのかを、応募先に伝えることも大切です。ビジネスマナーやパソコンに関する資格、簿記など数字に強いことをアピールできる資格があれば、自己PRも兼ねて情報を記載しましょう。
【例文】 |
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大学在学中は事務系の職種を広く考えていたため、秘書検定やマイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)といったビジネス系の資格を取得しております。医療事務を目指すことを決意した直後から勉強をはじめ、「医療事務技能審査試験」「診療報酬請求事務能力認定試験」にも合格しました。
目標達成のために努力を継続できる力や、医療事務・ビジネス系の保有資格が複数あることは、貴院での業務で大いに生かせると考えております。 |
2-4.将来的なキャリアプランを書く
多くの場合、正社員・正職員を募集する採用側は、長期間働ける人を探しています。「応募先での長期キャリアを希望している」と採用担当者にアピールするために、採用後はどのようなキャリアプランを考えているのかを、なるべく具体的に述べましょう。
【例文】 |
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私は貴院の医療事務として、実践的な知識やスキルを身につけながら事務のスペシャリストとして活躍できるよう成長したいと考えております。将来的には、医療事務部門全体の管理業務や後輩への教育・指導業務などにも対応できるリーダーとなることを目指しております。
ゆくゆくは管理職などマネジメントを行う責任ある立場に就けるよう、日々精進してまいります。 |
無料で書類の添削も行っています!
まとめ
医療事務の求人に応募する際は、履歴書の準備が不可欠です。履歴書のフォーマットの選び方や主な提出方法、各項目の書き方の基本を押さえた上で、誤字脱字のないよう丁寧に作成しましょう!
また、履歴書の中でも特に記載内容が重要となる「志望動機」では、医療事務を志望した理由や応募先を選んだ理由などについて記入しましょう。医療事務に生かせる経験や資格・スキルがあれば、積極的にアピールすることがおすすめです。
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