未経験から医療事務を目指す際のポイント3つ|求人状況・給料相場も
専門性が必要とされる医療業界にあって、未経験・無資格からスタートできる医療事務は、若い女性を中心に人気の高い職種です。とはいえ、転職の流れや実情が分からないために、「本当に未経験でも大丈夫なの?」「異職種からのキャリアチェンジでも歓迎されるかな?」などの不安や疑問を感じている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
そこで当記事では、医療事務未経験者の求人状況や給料相場を詳しく解説します。未経験者が医療事務職員を目指す際のポイントも分かりやすくまとめていますので、医療事務への就職や転職を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
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目次
医療事務は未経験でもできる?
医療事務は、勤務経験や資格がなくても就職・転職できる職種です。未経験から入社した場合は、比較的簡単な受付業務からスタートし、仕事をこなしながらカルテ管理、レセプト入力などの専門スキルを身に付けていくことになります。
また、医療事務には医師や看護師のような国家資格はなく、関連する資格はすべて民間資格となります。なかには受験資格不問のものもあるので、未経験の方でも働きながら資格取得にチャレンジできるでしょう。
「未経験OK」の医療事務求人の状況は?
マイナビコメディカルの求人情報を見ると、「未経験OK」とする医療事務の求人数は全体の約18%を占めています(2022年 10月時点)。
全国の求人数 | 1026件(784事業所・施設) |
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未経験OKの求人数 | 186件(136事業所・施設) |
(出典:マイナビコメディカル/https://co-medical.mynavi.jp/)
少子高齢化に伴い、医療従事者に対する需要は年々高まっており、今後も慢性的な人手不足が続くと予測されています。医療従事者と聞くと、真っ先に医師や看護師を思い浮かべますが、医療事務も患者さまを支える立派な医療スタッフの一員。専門資格や学歴を問わず活躍できるため、未経験を歓迎する求人も多くあります。
なお、「未経験OK」の求人の雇用形態は正社員が一番多くなっています(2022年10月時点)。
正社員 | 154件(118事業所・施設) |
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非常勤・パート | 27件(27事業所・施設) |
契約社員 | 7件(7事業所・施設) |
(出典:マイナビコメディカル/https://co-medical.mynavi.jp/)
求人のなかには、希望シフト制を採用する求人もあり、長く働き続けられる職場環境が整っている傾向にあります。非常勤・パートであっても、年末年始休暇や夏季休暇などの長期連休が取れる求人が多いため、育児や家事との両立を目指す女性にとっても、医療事務は魅力的な職種と言えるでしょう。
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医療事務未経験者の給料相場は?
給料相場は、医療機関の経営状況や勤務地によっても変動しますが、医療事務の収入は決して高い水準とは言えません。しかし、働きながら資格取得を目指すこともできるので、未経験であっても将来的に収入を増やせる可能性は十分にあります。
月収 | 約15万~22万円 |
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年収 | 約225万~330万円 |
(出典:マイナビコメディカル/https://co-medical.mynavi.jp/)
また、医療事務の求人情報には、賞与や手当が充実している正社員の求人がたくさん見られます。そのため、未経験から医療事務を始めても、比較的安定した待遇が望めるでしょう。
基本的な待遇や給料を上げる方法も解説
医療事務に向いている人の特徴
みなさんのなかには、「医療事務という仕事に興味があるけれど、自分が向いているのかが分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。医療事務に向いている人の特徴として、下記の3つが挙げられます。
- ・常に「学ぶ姿勢」でいられる人
診療報酬に関わる制度は2年に一度改定されるので、その都度知識をアップデートする必要があります。そのため、医療事務には常に「学ぶ姿勢」が求められます。
- ・相手の不安や苦痛を理解できる人
医療事務の仕事では、病気やけがを抱えた患者さまの不安・苦痛を理解し、思いやりの気持ちを持って丁寧に接することが大切です。
- ・冷静に作業をこなせる人
受付や会計、カルテの準備、診療報酬の請求など、医療事務の仕事は多岐にわたります。多忙な状況下でも、複数の仕事を効率的かつスピーディーにこなしていく冷静さが求められるでしょう。
もちろん、上記に当てはまらないからといって「医療事務に向いていない」というわけではありません。医療事務の適性は職場によっても変わりますし、働きながら必要な知識やスキルを身に付けていくことも可能です。
医療行為をあらゆる面でサポートする医療事務は将来性のある仕事なので、少しでも興味があれば、積極的にチャレンジしてみましょう!
未経験で医療事務を目指す際のポイント3つ
医療事務の業務内容は、受付業務・クラーク業務・レセプト業務に大別されます。
受付業務 | 保険証の確認・カルテ作成・問診票の記載依頼など |
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外来クラーク業務 | カルテの準備・検査データの準備・検査の案内・診療予約など |
病棟クラーク業務 | 入退院の手続き・食事伝票の管理・手術や検査スケジュールの管理など |
レセプト業務 | 診療報酬明細書の作成・診療費用の請求など |
未経験からの就職・転職を有利に進めるためには、PCのスキルや医療・保険制度の知識を身に付けておくことが大切です。1人で求職活動を進めることに不安を感じる場合は、転職エージェントを利用するのも方法の1つでしょう。
ここからは、未経験から医療事務を目指すときに意識したい3つのポイントをご説明します。
1日の流れや働く方法も紹介
基礎的なPCスキルを身に付ける
先にPCスキルが必要と説明しましたが、医療事務の業務を行う上で、高度なPCスキルを求められることはありません。複雑なレセプトの作成も、レセプトコンピュータ(レセコン)を使用する場合がほとんどです。レセコンの多くは、診療内容に応じて文字や数字を入力することで自動的に診療報酬点数が計算されるため、操作にとまどうことはないでしょう。
ただし、検査データ、処方箋データなど、データ入力の機会は多いので、最低限のPCスキルは身に付けておきたいところです。
<医療事務に求められる最低限のPCスキル>
- ・スムーズなタイピングができる
診療内容の記録や検査データ、処方箋データの入力など、タイピングの機会は少なくありません。その際は、各種データを間違いなく入力する正確さや、診察・会計をスムーズに進める迅速さが求められるでしょう。
- ・エクセルやワードが使える
勤務先によっては、診療情報提供書や診断書などを代行入力する場合もあります。そのため、ワードやエクセルの操作に関する基礎知識は習得しておきましょう。
一般的には、職務経歴書をPCで作成できる程度の能力があれば十分です。専門的なPCスキルは不要ですが、ミーティングの議事録を作成できたり、掲示板に貼る簡単なポスターが作れたりする方は歓迎されやすいでしょう。
医療事務に関する業務知識を学習する
医療事務は、経験や資格のない人でも働ける分、採用の競争率が高くなります。ほかの求職者との差別化を図るためには、あらかじめ医療事務に関わる業務知識や関連資格を取得するのも良い方法でしょう。
関連資格のなかには受験資格不問のものもあるので、未経験の方はそこから始めてみるのがおすすめです。以下では、受験資格不問の資格と資格取得のための学習方法について解説します。
○受験資格不問で合格率の高い資格
医療事務資格には複数の種類がありますが、なかには公認講座の受講者や職務経験者でなければ取れない資格もあるため、注意が必要です。未経験の方の場合は、受験資格不問で合格率の高い医療事務資格の取得を目指すのが良いでしょう。
<受験資格不問の資格>
資格名 | 概要 |
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医科医療事務管理士(R) 技能認定試験 |
医療保険制度や診療報酬の仕組みについての知識や、正確なレセプトを作成するスキルを証明する資格 ・実施回数:2か月に1回/合格率:約50~60% |
医療事務認定実務者(R) 試験 |
医療事務に関する基礎知識と、診療報酬明細書(レセプト)作成を基本とした認定試験 ・実施回数:月に1回/合格率:約50~60% |
(出典:技能認定振興協会「試験実績」/https://www.ginou.co.jp/examinations/results.html)
(出典:全国医療福祉教育協会「医療事務認定実務者試験」/http://iryou-shikaku.jp/exam/certified_practitioners.php)
○資格取得のための学習方法
①独学
独学は、地道にコツコツと勉強できる人や、費用を抑えて資格取得を目指したい人におすすめです。医療事務資格のなかには、テキストや参考書の持ち込みを許可する試験もあるため、独学でも十分に合格を目指すことができるでしょう。
②スクールに通う
スクールには、通学講座や通信講座があります。スケジュールに合わせて必要なスキルを取得できるため、社会人におすすめの方法です。費用は受講期間や講座内容によって異なりますが、3万〜20万円程度が目安となります。
<スクールに通うメリット>
- ・ライフスタイルや必要とするスキルに合わせて講座を選択できる
- ・不明点をその場で解決できる
- ・ポイントを押さえたカリキュラムで効率よく勉強できる
職務経歴書作成や進路相談などに対応したスクールもあるため、資格取得と就職を短期間で目指したい方は、有効に活用してみてください。
③職業訓練校に通う
離職者や求職者に向けた支援・訓練を行う職業訓練制度をハロートレーニングと呼びますが、医療事務資格やスキルの習得にもハロートレーニングを活用できます。
<職業訓練校に通うメリット>
- ・公的支援であるため受講料が原則無料
- ・基本的なPCスキルから医療事務まで、複数のコースを選択できる
ハロートレーニングの講座は平日の日中に訓練校で行われるため、フルタイムで働く人よりも、パート・アルバイトをしながら資格取得を目指す方や、休職中の方におすすめです。ただし、市町村によって講座内容や日程は違います。まずは、最寄りの職業訓練校で開催されている講座や時期を調べてみましょう。
主な資格の難易度も解説!
求人を探す際は医療事務に精通した転職エージェントに相談する
医療事務は雇用形態や職場などの選択肢が多く、どのように求人検索をしたらよいか迷ってしまうかもしれません。そうした場合は、医療事務に精通した転職エージェントに相談するのが良いでしょう。
転職エージェントは求人情報が充実しているほか、入職までのサポート体制も整っているため、異職種からの転職を考えている方や、働きながら転職活動をする方にもおすすめです。
<転職エージェントを利用するメリット>
- ・希望条件やスキルに合わせて求人を紹介してもらえる
- ・月平均の残業時間や人間関係など、求人票では分からない情報を知ることができる
- ・面接日や入職日の調整を任せられる
マイナビコメディカルでは、医療業界や転職に関する豊富な知識を持ったキャリアアドバイザーが、求人情報の提供や職務経歴書の添削、面接の相談など、幅広いサポートを行っています。未経験から医療事務を目指すにあたって不安を抱えている方は、マイナビコメディカルにお気軽にご相談ください。
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まとめ
医療事務は未経験者でも活躍できる職種です。給料相場はやや低めの水準ですが、働きながら専門知識を学べば、収入アップも見込めるでしょう。医療事務に興味のある方はもちろん、コミュニケーションスキルを生かしたい方やPC入力作業が得意な方も、積極的にチャレンジしてみてください!
また、医療事務に関する業務知識や資格があれば、就職や転職をより円滑に進められます。まずは、受験資格不問の資格取得から始めてみるのも良いでしょう。
短時間で就職・転職を狙いたい方は、医療事務に精通した転職エージェントを活用するのがおすすめです。未経験者から医療事務に挑戦したい方や、不安なく就職・転職活動を進めたい方は、ぜひマイナビコメディカルをご活用ください!
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監修者プロフィール
マイナビコメディカル編集部
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