柔道整復師は後悔ばかり?柔整師のデメリット・魅力とは?

最終更新日:2022年5月11日
 公開日:2022年5月11日

柔道整復師は、手技療法、物理療法、運動療法によって、打撲や捻挫、脱臼、骨折などのけがを治療する専門家です。整骨院や接骨院、病院、介護・福祉施設など、幅広い職場で活躍できる仕事ですが、実は資格を取って働いている人の中には、「どうして柔道整復師になっだのだろう」と後悔している人が少なくないといわれています。また、そうした背景があるために、柔道整復師を目指すことに対して、「柔道整復師になると後悔する」と言われた経験がある人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、柔道整復師になったことを後悔する理由やデメリットを掘り下げるとともに、柔道整復師の魅力・やりがいについても再確認。「柔道整復師として後悔しないためには、どうすればいいのか?」を徹底的に考察します。柔道整復師を目指している方は、ぜひ参考にしてください。

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柔道整復師になると後悔する?柔整師のデメリット

柔道整復師は国家資格の1つ。資格を取得するには、柔道整復師養成施設として認定された学校に通った上で国家試験に合格する必要があり、その難易度は決して低くありません。では、そうやって苦労して就いた仕事なのに、「柔道整復師になって後悔した」「柔道整復師になると後悔する」という声が聞かれるのはなぜでしょうか。

まずは、「後悔する」といわれる原因にもなっている、柔道整復師のデメリットを見ていきましょう。主なデメリットとして挙げられるのは、以下の6つです。

  • ●自分の技術・スキルが問われる
  • ●高度なコミュニケーション能力が必要になる
  • ●クレーム対応が発生する場合がある
  • ●勤務時間は朝から夜までになる
  • ●長時間の立ち仕事になる
  • ●競争の激化で将来性に不安がある

ここからは、後悔につながる理由を1つずつ掘り下げて解説します。

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自分の技術・スキルが問われる

柔道整復師として活躍するには、生理学や解剖学といった人体に関する知識のほか、手を使って患部を整復する技術やギプスや包帯などで患部を固定する技術、リハビリテーションの技術など、さまざまな知識・技術を身に付ける必要があります。

そのため、自分が勉強していない症例や自信のない施術を担当することになった場合、どうしたらいいのか分からずうまく対応できなくなることも……。とくに業務経験が浅いうちは、「自分の技術で患者の症状を緩和できるのだろうか」「治療法の判断は本当に正しいだろうか」と不安がつきまとう場面も少なくないでしょう。そして、そうした不安から、患者への説明が曖昧になったり、納得のいく施術を提供できなかったりして、柔道整復師になったことを後悔する人もいるようです。

高度なコミュニケーション能力が必要になる

柔道整復師のもとを訪れる患者の悩みは千差万別。「肩こり」を取り上げてみても、症状や痛みが生じた原因は人それぞれであり、適切な治療法も違います。そのため、柔道整復師は患者との信頼関係を築いた上で、「どこにどのような悩みを抱えているのか」をきちんと把握しないと、効果的な施術を提供できません

だからこそ、仕事中は丁寧かつ高度なコミュニケーションが不可欠。他人と話すのが苦手だったり、人見知りの激しい性格だったりすると、周囲とのコミュニケーションをつらく感じたり、柔道整復師の道を選んだことを後悔したりする場面もあるでしょう。

クレーム対応が発生する場合がある

コミュニケーション能力にも通じる話ですが、患者とのコミュニケーションがうまく取れず、要望に沿った施術が提供できなかった場合、クレームに発展することもあります。そしてクレームが発生した際、適切に対応しないと、自分だけでなく院全体の評判を落とすことになりかねません。

整骨院・接骨院にはさまざまな患者が訪れます。なかには気難しい人や、熱心に話しかけてもなかなか心を開いてくれない人もいて、クレーム対応・トラブル対応へのプレッシャーや責任は常につきまといます。そうした責任の重さがプレッシャーとなり、知らず知らずのうちにストレスとして蓄積された結果、後悔を感じてしまうというケースもあるのではないでしょうか。

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勤務時間は朝から夜までになる

営業時間が9時~21時という整骨院・接骨院も多いため、拘束時間の長さに後悔を感じる人もいるようです。もちろん、午前と午後の間には長めの休憩が設けられますが、一般的な会社勤めと比べると、拘束時間は長い傾向にあります。また、営業終了後に後片付けや清掃、事務作業を行うことも多く、きっちり定時で帰れることは少ないと考えたほうが良いでしょう。

長時間の立ち仕事になる

柔道整復師は立ち仕事が基本。忙しい日には、何時間も立ちっぱなしになります。また、施術内容によっては強い力を加えたり、同じ体勢をとり続けたりすることもあるため、体への負担は決して小さくありません

そのため、休日にしっかりとリフレッシュして疲れを取らないと、疲れがたまったり、肩こりや腰痛、体調不良につながったりして、満足のいく施術が提供できなくなってしまいます。そのように、体力的な負荷が大きく、きちんとした体調管理も求められることから、柔道整復師になったことを後悔する人もいるでしょう。

競争の激化で将来性に不安がある

柔道整復師として独立開業を目指していたものの、「簡単に成功するわけではない」と知って後悔する人もいます。厚生労働省によると、2020年時点で柔道整復師の数は75,786人、柔道整復の施術所の数は50,364カ所。柔道整復師の資格保有者・施術所はともに年々増えており、整骨院・接骨院の競争は激化しています。

(出典:厚生労働省「令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/20/

独立開業にあたっては開業資金や設備、物件などを確保する必要があるため、雇われているときとは違った苦労が生じるでしょう。また、独立開業できたとしても、経営を軌道に乗せるためには、相応の経営スキルが必要。数多くの施術所との競争を勝ち抜く自信がなく、将来に不安を感じることも、柔道整復師になって後悔する一因に挙げられます。

後悔ばかりではない!柔道整復師の魅力

柔道整復師として働くことには、後悔だけでなく魅力もあります。たとえば、患者と深い信頼関係を築くことができ、自分の手技で症状が緩和したときには、この上ないやりがいを感じることでしょう。また、最近はスポーツ外傷に特化した専門施設が柔道整復師を募集するケースも多数出てきており、整骨院や接骨院とは違った魅力があることから、柔道整復師の注目を集めています。

それでは、スポーツ外傷の専門施設で働く魅力やメリットについて、詳しく紹介していきましょう。代表的な項目は、以下の4つです。

  • ●整骨院・接骨院よりも給与が高め
  • ●勤務時間が9~18時までのケースが多く、長く拘束されない
  • ●完全週休2.5日制の施設が多く、リフレッシュしやすい
  • ●スポーツトレーナーの業務をこなすこともある

先に、「整骨院・接骨院とは違った魅力がある」と書きましたが、とくに「高収入を得られる」「拘束時間が短く休日も多い」の2つは、スポーツ外傷の専門施設で働く大きな魅力。マッサージやリハビリを提供するだけなく、スポーツトレーナーとして心身の指導を行う機会もあるため、柔道整復師の仕事の幅を広げることにもつながります。つまり、年収アップとスキルアップを同時に目指すことも「不可能ではない」というわけです。

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柔道整復師として後悔しないためには?

柔道整復師になったことを後悔しないためには、整骨院・接骨院以外にも視野を広げて就職先・転職先を探すことが大切です。柔道整復師が活躍できるのは、治療院だけではありません。体の構造に関する知識と日本古来の柔道整復術は、整形外科のある病院・クリニック、高齢者が利用する介護施設でも十分に生かすことができます。

また、スポーツ外傷を専門的にケアする施設なら、ゆとりのある働き方が実現できる可能性もあります。現状の勤務先に不満がある場合は、転職も選択肢の1つ。「どんな働き方がしたいのか」「患者あるいは社会にどのように貢献したいのか」などを考えて、自分に合った職場を見つけましょう。

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まとめ

「柔道整復師になると後悔する」と言われる背景には、整骨院・接骨院の仕事内容や勤務スタイルが大きく関わっています。柔道整復師は、患者との密なコミュニケーションを取りながら、高度な技術を使って施術する仕事。拘束時間が長く体力勝負となる一方で、将来性には不安が残る一面も……。

しかし、柔道整復師は後悔だけでなく、たくさんの魅力もあります。なかでも、スポーツ外傷専門の求人は高給与で休日が多く、拘束時間も短いことが特徴。こうした求人は人気が高く早い者勝ちとなりますので、興味がある人はお早めにマイナビコメディカルにお問い合わせください!

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