【医療事務志望者向け】自己PRのポイントから3つの例文まで
医療事務の自己PRを考えるとき、「効果的な内容にするためのポイントを知りたい」と思う人もいらっしゃるでしょう。応募先に合わせて自己PRの書き方を工夫すると、より好印象を与えられるので、スムーズな内定を目指すことができます。
今回は、医療事務の自己PRを考える際の4つのポイントや、アピールするために書いたほうがいい内容、経験別の例文をご紹介します。効果的な自己PRを準備したい人は、ぜひ当記事をご参考にいただければ幸いです。

目次
1.医療事務の自己PRを考えるときのポイント4選
医療事務の求人に応募するとき、履歴書の自己PRはとても重要な要素。自己PRでは、応募先が求める能力や、自分の持つ強みを記載しましょう!ポイントを押さえた自己PRを書くと、採用担当者からの評価は自然と高くなります。
ここでは、医療事務に応募するときの自己PRのポイントをご紹介します。
1-1.コミュニケーション能力をアピールする
医療事務の仕事は接客業の要素も含みますので、コミュニケーション能力が求められます。例えば、医療事務の仕事の1つである受付業務では、病院に訪れる患者さんに安心感を抱いてもらえる対応が必要です。
そのため、医療事務の自己PRでは具体的なエピソードを入れて、コミュニケーション能力があることをアピールしましょう。病気やけがで不安を感じる人も安心させられるような朗らかさや、病院の受付も任せられる明るい人柄をアピールできれば、入職後のイメージも明確に与えられます。
1-2.パソコンスキルに優れていることをアピールする
接客業の要素だけでなく、医療事務の仕事では事務作業もありますので、パソコンスキルが必須。受付ではパソコンを使った入力作業や、必要に応じてほかの医療機関を検索したり、資料を作成したりといった業務もあります。
自己PRを書く際には、パソコンスキルの有無について記載しましょう。ある程度使いこなせる場合は、「Wordでビジネス文書が作成できます」「Excelの関数を使いこなせます」など、積極的にアピールしてみましょう!
1-3.具体性を持って書く
自己PRで欠かせないポイントが、具体性を持たせることです。一般論ばかりを述べたり、あいまいな自己PRを書いたりしてしまうと、説得力が伴わないことも。応募先の面接官から「医療事務という仕事そのものへの理解が足りていない」と思われる可能性もあります。
自己PRを書くときは、医療事務の仕事内容をしっかりと把握した上で、自己PRに具体性を持たせましょう。アピールしたい内容について「〇〇ができます」と主張するだけでなく、初対面の面接官でも納得できるよう、具体的なエピソードを含めることがおすすめです。
1-4.応募先の種類に応じた内容を書く
一口に医療事務といっても、勤務場所は病院や診療所などさまざまです。それぞれの場所によって中心となる業務内容が異なるほか、求められる人物像やスキルも変わるため、応募先の種類に応じた内容を書きましょう。
例えば、来院者の多い大病院では、迅速かつ正確な事務処理ができる人が歓迎されます。健診センターのような接客が中心となる場合は、コミュニケーション能力をアピールするとよいでしょう。
応募先の特徴を踏まえた自己PRを心がけると、好印象を持ってもらいやすくなるため意識してみましょう。
2.【経験別】医療事務の自己PRをより効果的にする内容とは?
自己PRを効果的な内容にしたい場合、医療事務の経験者と未経験者では、優先したほうがいいアピールポイントが変わります。経験者はこれまでの業務経験を、未経験であれば思いの強さを書くとよいでしょう。
ここでは、経験者・未経験者それぞれで効果的な自己PRの内容をご紹介します。
2-1.【経験者の場合】経験したことを具体的に書く
経験者の人は、職務経験と前職の退職理由について、以下の点を意識して書きましょう。
業務経験を具体的に書く |
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採用担当者によっては、即戦力となる専門知識や業務経験を高く評価します。前職の勤務先はどの程度の規模で、1日の来院者が何名程度だったか、どういった経験業務があるのか、数字を含めて詳しく書くことがおすすめです。 |
退職理由はポジティブに書く |
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前職の退職理由は、ネガティブな内容ではなくポジティブな内容で書くことが大切です。採用担当者に「すぐ辞めてしまうのではないか」という印象を与えないよう、志望動機につながるような退職理由を書きましょう。 |
「経験を生かしながら新しいことにも挑戦したい」のような意欲や積極性も述べられると、より好印象を与えられます。
2-2.【未経験者の場合】熱意をアピールする
未経験者の人は、経験者のように経験や知識をアピールすることは難しいので、以下のように熱意をアピールしましょう。
志望動機を絡めつつアピールする |
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なぜ医療事務の仕事がしたいのか、志望動機を踏まえてアピールすると熱意が伝わりやすくなります。未経験であるからこそ、「業務を早く覚えて新しいことに挑戦したい」と考えていることを具体的に述べましょう。 |
業務経験以外のスキルをアピールする |
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医療事務の仕事で歓迎されるコミュニケーション能力やパソコンスキルは、未経験の人でもアピールできます。具体的なエピソードを含めて、積極的に自分のできることを説明するとよいでしょう。 |
上記に加えて資格の取得を目指していたり、すでに資格を持っていたりする場合は必ずアピールしましょう!
3.【経験別】医療事務の自己PR例文3つ
医療事務の自己PRを書くときのポイントを把握できても、実際に自己PRを書く場面になると、どのような文章がいいのか悩んでしまう人は多いでしょう。
ここでは、医療事務の自己PRの例文を、新卒・経験者・未経験者に分けてご紹介します。ご自身の状況に合う例文を参考にして、ぜひ効果的な自己PRを作成してくださいね。
3-1.新卒
自己PR例 |
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私の強みは、コミュニケーション能力の高さです。飲食店でアルバイトをした際には接客を担当し、常に笑顔でお客様に気持ちよくご利用いただける対応を心がけました。常連のお客様には「接客が丁寧でまた来たくなる」と度々お声をかけていただき、やりがいを感じることができました。
強みを生かし、貴院では患者様に安心してご利用いただけるよう努めるとともに、職場でもよい人間関係を築きたいと考えております。 |
新卒者は、学生生活中のアルバイト経験があれば積極的に活用しましょう。部活動での経験や行事など、積極的に携わった経験も具体例として使えますよ。
3-2.経験者
自己PR例 |
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前職では内科のクリニックに勤務し、受付対応やカルテの管理、レセプト作成や診療報酬請求業務などを経験しました。来院者をお待たせせず、安心してご利用いただけるよう速やかで正確な事務処理と、笑顔を絶やさず親しみやすい接客を心がけてきました。
他の診療科も含めより多くのことに挑戦してスキルアップしたいと考え、規模が大きくさまざまな診療科をお持ちの貴院を志望いたしました。これまでの経験を生かしつつ、新しいことを積極的に勉強したいと考えております。 |
上の例文は、前職の実務経験を具体的に述べていること、ポジティブな退職理由を述べていることがポイントです。ネガティブな印象を与えることなく、ご自身をアピールできている例ですね。
3-3.未経験者
自己PR例 |
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迅速で正確性の高いパソコン処理とコミュニケーション能力が、私の強みです。前職では営業に携わっており、顧客の分析や説明に必要な資料を多数作成しました。そのため、Word・Excel・PowerPointの使用経験は豊富です。
また、お客様に商品を説明する機会が多くあったため、分かりやすく親しみやすい話し方を研究し、実践してきました。「説明が分かりやすい」とお客様からお褒めの言葉を頂戴した機会も多く、手ごたえを感じました。その経験を生かし、貴院でも事務処理と来院者対応の両方で貢献したいと考えております。 |
医療事務にも活用できそうな前職の経験を中心に記載すると、説得力のある自己PRを作成できます。
まとめ
医療事務の自己PRを書くときは、コミュニケーション能力やパソコンスキルを中心に、応募先の種類に応じて具体的なアピールをすると効果的です。医療事務の経験がある場合は、前職の担当業務を具体的に取り上げると、即戦力として評価される可能性が高くなるでしょう。
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