治験コーディネーターの平均年収|給料の特徴・主な福利厚生も

最終更新日:2022年7月29日
 公開日:2021年2月15日

#年収・給料 #治験コーディネーター

治験コーディネーターは、治験施設支援機関(SMO)や病院、クリニックに所属して新薬の治験をサポートする仕事です。病気に悩む多くの方に貢献できるやりがいの大きい仕事ですが、専門性が高いこともあって、給料や福利厚生などの待遇面についてはあまり知られていません。

当記事では、治験コーディネーターの平均年収を中心に、他業種との比較や給料の特徴を解説します。福利厚生の特徴、年収アップの方法についてもまとめていますので、治験コーディネーターに興味がある方や、就職・転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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治験コーディネーターの平均年収

治験コーディネーター(CRC)は、新薬開発のための治験をサポートする仕事で、医師や製薬会社と協力しながら、スケジュール調整や被験者対応を行います。

治験のモニタリングが中心の臨床開発モニター(CRA)とは異なり、関係機関への報告書の作成、被験者への報告や心身のケアなどの治験業務全般が、治験コーディネーターの担当です。また、治験コーディネーターの勤務先には2つのパターンがあり、治験施設支援機関(SMO)に所属して医療機関へ派遣される場合と、医療機関やクリニックに所属して院内コーディネーターとして働く場合があります。

マイナビコメディカルの求人情報から概算した、治験コーディネーターの平均年収は約370万~430万円です。

治験コーディネーターの平均年収
約370万~430万円

(※出典:マイナビコメディカル/https://co-medical.mynavi.jp/

マイナビコメディカルで、治験コーディネーターの求人をさらに細かく見ていくと、治験施設支援機関(SMO)の平均年収は約320万~420万円、医療機関やクリニックで働く治験コーディネーターの平均年収は、約350万~480万円となっています。

勤務地や職場の規模によっても異なりますが、治験施設支援機関よりも医療機関やクリニックで働くほうが、年収は高い傾向にあります。

他業種における平均年収との比較

治験コーディネーターは専門性が高く、医療関係者の転職先として検討されることも多い仕事です。

下記は、治験コーディネーターと他業種における平均年収を比較した表です。なお、臨床工学技士と管理栄養士の平均年収は、マイナビコメディカル掲載求人の給料情報をもとに算出しています。

他業種の平均年収
看護師(※) 約499万円
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士(※) 約427万円
臨床検査技師(※) 約496万円
診療放射線技師(※) 約547万円
臨床工学技士 約300万~450万円
管理栄養士 約350万~450万円

(※出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

治験コーディネーターの平均年収は約370万~430万円で、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士や、臨床工学技士に近い水準であることが分かります。

看護師や臨床検査技師、診療放射線技師と比べると、治験コーディネーターの平均年収は低い傾向にありますが、経験年数によっては技師職よりも高給を得られる場合もあるでしょう。治験コーディネーターは、統計上「他に分類されない保健医療の職業(その他の保健医療従事者)」に分類されていますが、この区分における年齢別の平均年収は以下の通りです。

「その他の保健医療従事者」の平均年収(年齢別)
20~24歳 約313万円
25~29歳 約357万円
30~34歳 約431万円
35~39歳 約460万円
40~44歳 約456万円
45~49歳 約463万円
50~54歳 約532万円
55~59歳 約579万円
60~64歳 約440万円
65~69歳 約304万円

(※出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

このように、治験コーディネーターを含む「その他の保健医療従事者」の平均年収は、年齢とともに上昇する傾向にあります。もちろん臨床検査技師、診療放射線技師なども同じような傾向が見られますが、経験年数やキャリアの積み方によっては、治験コーディネーターでも、臨床検査技師の平均年収約496万円を超える可能性は十分にあるでしょう。

なお、他業種からの転職で「年収が下がってしまうのでは?」と気になる場合は、医療機関やクリニックの求人を探すのも一案です。医療機関やクリニックで働く治験コーディネーターは、平均年収が約350万~480万円(マイナビコメディカルの求人情報調べ)と高めの水準にあるため、治験施設支援機関に転職するよりも、給与が高くなることが期待できます。

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治験コーディネーターにおける給料の特徴2つ

治験コーディネーターは、就職する職場によって年収が多少変わるものの、他業種と比べてそれほど大幅な開きはありません。治験コーディネーターの仕事で高給を狙うためには、経験の有無や賞与の多さが重要になります。

ここでは、治験コーディネーターの給料に関する2つの特徴について解説します。

医療関連資格による給料の差がほとんどない

医療関連の業種では、資格が給与に直結する場合が多い傾向です。しかし、治験コーディネーターは、医療系資格による給料の差がほとんどありません。したがって、看護師や薬剤師、臨床検査技師など他業種からの転職でも、資格が給料に反映されることは考えにくいでしょう。

治験コーディネーターの給料は経験の有無が重視されるため、未経験で採用された場合は、どれだけ資格を持っていてもスタートラインは同じとなります。逆に考えれば、経験を積むことが給料アップにつながるため、未経験から治験コーディネーターの転職を目指す場合は、早い段階での転職活動が有利です。

大手SMO会社が平均年収を底上げしている

治験受託の多くは大手SMO会社が占めており、治験コーディネーターは大手企業の影響力が強い業界だといえます。

平均年収も企業規模によって差があり、大手SMO会社は賞与金額が多い傾向にあるため、治験コーディネーターの平均年収を底上げしています。

治験コーディネーターの求人を月給ベースで見た場合、大手と中小企業でそれほど違いはありません。しかし、大手企業は賞与の面で有利なため、その差が年収の違いにつながります。

治験コーディネーターの福利厚生の特徴は?

転職を考えるにあたっては、給料だけでなく福利厚生も気になるポイントです。求人情報をもとに治験コーディネーターの福利厚生の特徴を調査したところ、下記のような傾向が見られました。

治験コーディネーターの福利厚生の特徴
・完全週休二日制の求人がほとんど
・土日祝日が休みの職場が多い
・GWや夏季休暇、年末年始休暇を取得できる求人が多い
・有給休暇をはじめ、育児休暇制度、介護休職制度、慶弔休暇などの制度が整っている
・ライフスタイルに合わせて働ける求人が多い
・雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険などの各種保険完備の求人が多い

治験コーディネーターの求人には、福利厚生が整っている職場が多いという特徴があります。

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治験コーディネーターが年収を上げるためのポイント3つ

治験コーディネーターは、他業種に比べて初年度の平均年収が低めです。資格の有無も考慮されないことが多いため、年収を上げるには治験コーディネーターとしての経験を積むことが何より重要となります。

治験コーディネーターは昇給率が比較的良い職種のため、地道にキャリアを積んで年収アップを目指しましょう。

公認CRCを目指す

治験コーディネーターのスキルや実績を測る目安として「公認CRC」という制度があります。日本SMO協会が主催しているJASMO公認CRC試験をはじめ、いくつかの団体で公認CRC制度が存在します。

公認CRCを取得していると、キャリアアップや転職時にも有利となるため、積極的に取得するのがおすすめです。

都市部の職場を選ぶ

治験コーディネーターの仕事で高収入を目指すなら、都市部の職場を選ぶのが良いでしょう。他の職種にもいえることですが、東京や大阪などの大都市圏は給料が高く、地方で転職するよりも高収入が得られる傾向にあります。

都市部の職場は給料が高い分多忙な印象もありますが、治験コーディネーターは完全週休二日制の職場が多く、都市部でも収入と休みを両立した働き方が実現できるでしょう。

転職時に年収交渉を行う

治験コーディネーターの仕事は、専門的な知識やスキルが要求されるため、転職の際は年収交渉が重要となります。

しかし、自分自身でこれまでの経験や能力をうまくアピールするのは想像以上に難しいものです。年収交渉を行う際は、転職エージェントを活用すると良いでしょう。

治験コーディネーターへの転職をお考えなら、医療従事者の求人に特化した転職サイトの「マイナビコメディカル」をぜひご利用ください。マイナビコメディカルでは専属のキャリアアドバイザーがつき、求職者様の条件に合わせた求人を紹介することが可能です。

企業との年収交渉もキャリアアドバイザーが代行するため、未経験者でも好条件での転職がかなえられる可能性があります。 治験経験者は転職においても有利になるため、お気軽にご相談ください!

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まとめ

治験コーディネーターの年収は、医療関係の業種のなかでも平均的な金額であり、看護師や放射線技師と比較すると若干低めです。しかし、経験年数によっては臨床検査技師や臨床工学技士の平均年収を超える場合もあるので、転職にあたって年収を重視される方は、職場選びが重要になってきます。

マイナビコメディカルでは、日々、医療関連施設や企業とのコミュニケーションをとっているため、求職者さまのご希望に合った求人をご提案したり、施設・企業側と年収について交渉したりすることが可能です。治験コーディネーターの求人をお探しの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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