医療事務にやりがいはある?医療事務として働く魅力とは
医療事務は、受付業務やレセプト業務などの事務仕事をこなすだけでなく、患者さまが病院に来た際に最初にコミュニケーションを取る「病院の顔」としての役割も果たします。資格や実務経験がなくても就職・転職できるので、幅広い年代に人気の仕事です。
今回は、医療事務が担当する仕事内容の概要と、仕事を通じてやりがいを実感する5つの瞬間を紹介します。医療事務に興味がある人や、やりがいのある仕事に就きたいと考えている人は、ぜひ最後までお読みください!
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目次
医療事務はやりがいのある仕事内容?
医療事務は仕事内容が多岐にわたるので、苦労する一面もありますが、やりがいを感じられる機会も多いでしょう。勤務先によって詳細は異なるものの、医療事務の主な仕事内容は以下の3種類です。
●受付業務
・診察券および保険証の受け取り・確認
・初診の患者さまの診察券・カルテの発行
・問診票やアンケート用紙の発行・回収
・検温のお願い
・患者さまの呼び出し
・各診療科への案内
・会計業務
・次回予約の案内
・薬局の紹介
医療事務は事務職であると同時に、接客業・サービス業としての側面もある仕事です。受付業務を行う際は、病院の顔としての役割を意識した言動や気配りが求められます。
●レセプト業務(診療報酬明細書の作成)
●クラーク業務
〇外来クラーク
・電話の対応
・病室の手配
・カルテ・検査データなどの準備
・患者さまの呼び出し
〇病棟クラーク
・入退院の事務手続き
・検査・手術のスケジュール管理
・書類・食事伝票の管理
・医療用物品の手配・管理
医療事務の仕事は一般企業での事務職と比べるとやや特殊なので、医療事務ならではのやりがいを感じられるでしょう。
1日の流れや働く方法も紹介
医療事務でやりがいを得られる瞬間
やりがいを感じながら働くことは、仕事の満足度が高くなりストレスが軽減されるなど、多くのメリットがあります。やりがいは仕事に絶対必要なものではないものの、日々の生活を前向きに過ごせる大きな理由となるでしょう。
ここでは、医療事務の仕事でやりがいを得られる瞬間を5つ、ご紹介します。
地域や社会に貢献していると実感した時
医療事務は、地域や社会に対して貢献している実感が得やすい仕事です。
医療事務を行う方自身が病院に訪れる患者さまを診察・治療することはありません。しかし、事務的な面から医師や看護師の仕事を的確にサポートすることで、間接的に患者さまの助けとなりますよね。
また、地域に根付いている病院は、イベントや見学会の開催など、地元の人々に医療へ親しみをもってもらう活動にも積極的です。そうした活動に病院スタッフとして深く関わるケースも多く、業務を通して直接地域へ貢献している実感が得られるでしょう。
医療事務が担当する受付業務やレセプト業務、クラーク業務が滞れば、病院全体の業務もスムーズに進まなくなってしまいます。病院が業務を円滑にこなすことは、地域の医療の充実度を上げることにつながるので、社会貢献度の高い重要な仕事と言えるでしょう。
患者さまと信頼関係を築けた時
医療事務の仕事を通して、さまざまな患者さまとコミュニケーションを取り、信頼関係が築けた時に大きなやりがいを感じられます!
医療事務は、患者さまが些細なことを相談できる窓口ともなる仕事であり、患者さまとの信頼関係が重要です。通院中の患者さまにとって、病院関係者が「自分を覚えてくれている」「理解してくれている」ことは、大きな安心感と信頼感につながるはずです。
受付・クラーク業務を行うなかで、患者さまの名前だけでなく病状や既往歴、家族構成や家庭環境なども覚えられれば、必要なデータを把握した上で的確な対応ができます。患者さまとコミュニケーションを重ねて感謝の言葉をもらえた時には、人と接することの楽しさを感じられるでしょう。
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周囲の人から「ありがとう」と言われた時
医療事務の仕事は、周囲からお礼を言われる機会が多い仕事です。特に受付業務などでは、院内を案内した際や治療が終わったタイミングで、患者さまから感謝の言葉をもらうことも。自身が診察や治療をするわけではありませんが、患者さまから言われる「ありがとう」の一言に、医療関係者としての誇りを感じる人は多いでしょう。
また、医療事務は病院内の業務を円滑に回すために欠かせない存在です。時には医師や看護師とともに現場で仕事を進める場合もあり、業務が無事に遂行できた際は彼らから感謝を伝えられることもあります。
「ありがとう」「助かります」といった感謝の言葉を直接かけてもらえた時は、仕事に対する大きなやりがいや喜びを感じられるでしょう。
仕事の充実感を得られた時
医療事務として忙しく働くなかで、縁の下の力持ちとして活躍できた時は仕事への充実感とやりがいを実感できます。
医療事務は「事務」という名前が付いているものの、仕事内容は多岐にわたり、さまざまな業務に携わる仕事です。また、患者さまとコミュニケーションを取りつつ医師や看護師との連携を図り、同時に書類やデータ管理もこなす必要があります。レセプトの提出期限が重なった場合は、忙しい日々を過ごさなければならないことも。
しかし、忙しさに負けず業務を終わらせられた時や、緊張感のある仕事を乗り越えられた時は、自分が職場に欠かせない存在であると実感できるでしょう。
影ながら病院を支え、患者さまの助けになる存在としての自負を持って働く日々は、大きな充実感につながるはずです。
自分自身のスキルアップを感じた時
医療事務は、自身のスキルアップに気付きやすく、その点でも大きなやりがいを感じられる仕事です。
働き始めたばかりの頃はたくさんの勉強が必要となり、息をつく暇もないと感じることもあるでしょう。しかし、少しずつ知識を蓄えていけば、長く使えるスキルとして身につきます。また、さまざまな患者さまと接するなかで臨機応変な対応術を学ぶこともできます。
医療事務の仕事では、以前は自分でも理解しづらかった内容を患者さまに対してわかりやすく説明できるようになるなど、日々のスキルアップを実感する機会が多くあります。
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医療事務はやりがいばかりではない?
医療事務はやりがいが多い一方で、大変なこともあります。
医療事務は、一般的な事務職と比較して専門性の高い仕事です。作業内容は単純な業務から複雑な業務まで幅広く、身につける知識や情報も多いうえ、医療制度が改正されるたびに覚え直さなければなりません。また、病院の顔としての役割がある以上、患者さまから寄せられる医師や看護師に対する不満や苦情を受け止めないといけないケースも。
よくある理由と転職のポイント
とはいえ、自身のスキルアップを実感したり多くの人から感謝されたりと、マイナス面よりもプラス面のほうが多い仕事です。医療事務は大変な仕事ではありますが、やりがいを実感できる瞬間も多いと言えるでしょう。
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まとめ
医療事務は、多くの人から感謝されることが多く、地域や社会に貢献している実感が得やすい仕事です。仕事内容が幅広いので覚える事柄が多いほか、時には患者さまのクレーム対応が必要なシーンもあるかもしれません。ですが、それ以上に大きなやりがいを感じられる可能性があります。
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